今夏補強に苦しんでいたアーセナルだが、
ここにきてビッグサマーとなりそうだ。
ドイツ代表DFのスコドラン・ムスタフィ(24)、
スペイン代表候補のルーカス・ペレス(27)の獲得を
それぞれバレンシア、デポルティボとクラブ間合意した模様。
ガーディアン、Goalなど各紙が報道している。
移籍金はムスタフィが3500万ユーロ、
ペレスが1700万ユーロ前後となる見込み。
ジャカに費やした4000万ユーロと合わせれば、
1億ユーロ近くを今夏市場に投入した形だ。
戦力として期待できる加入選手がジャカのみだったが、
ここにきて即戦力と成り得るビッグネームを獲得。
ヴェンゲルは市場閉幕直前にして交渉をまとめあげた。
ムスタフィはEURO2016にもドイツ代表として参加し、
強靭なフィジカルを活かした対人戦とエアバトルが持ち味。
まだ24歳と若く、飛躍が期待される実力者だ。
CBの補強はアーセナルにとって長年の課題で、
開幕戦では新加入ホールディングを起用していた。
チェフ、コシエールニーらとフィットすれば、
プレミアでも屈指のCB・GKラインと成り得るだろう。
ルーカス・ペレスは昨季デポルティボで17G10Aを記録。
クラブは下位に沈む中インパクトを残し、
バレンシアを始めとした数クラブが交渉中と報道されていた。
ライン際の巧みな駆け引きとスペースへの進出を得意とし、
密集地帯でも細やかなボールタッチでチャンスメイクをするなど
純粋なストライカー以上に期待できる選手だ。
下位クラブでも実績を残したことからも決定力は高く、
似たようなタイプのヴァーディの次点候補として名が挙げられていた。
機動力、決定力共にジルーに匹敵あるいはそれ以上で、
サンチェス、エジル、ラムジーなど2列目との連携は期待できる。
27歳と中堅にはさしかかるものの、
今後人気銘柄となる可能性が高かっただけに、
1700万ユーロは悪くない金額だろう。
開幕から未勝利が続くアーセナルに光をもたらせるか。
 |
Matthew |
