プレミアリーグ第7節、チェルシーは残念ながら
マンチェスター・シティに0-1で敗戦を喫した。
結果もさることながら内容でも厳しい状況が続き、
更にはエースであるモラタがこの試合でハムストリングを痛め負傷交代。
診断の結果、2ヵ月の離脱が正式に発表された。
今季開幕からチェルシーを支えていたのは言うまでもなくモラタだ。
新エースとして重責を担いながら奮闘し、
常にハードワークを見せては得点を重ねてチームに貢献していた。
D,コスタの退団が正式に決まり、控えのバチュアイは未だ不安定なプレーに終始。
モラタの存在感と依存度は日に日に増していた中の離脱は
あまりにチームへ影響が大きく、残念な結果と言えるだろう。
アザールが故障から回復しコンディションを取り戻しつつあるのが幸いだが、
チェルシーの得点力は大きく下がるだろう。
モラタの離脱による影響力は得点力だけではない。
カウンター時の突破力、エリア内での脅威度、細かなビルドアップ____
チェルシーの攻撃に関してモラタは決定的な役割をこなしていた。
シティ戦、コンテ指揮官は3-5-2のシステムを試合開始から採用し、
中盤センターを厚くして失点のリスクを減らしつつ、
モラタとアザールの2トップによる高速カウンターを狙った。
「1点を狙い、無失点で終える」
という何ともイタリアの哲学を垣間見るような戦術ではあったが、
得点の鍵を握るモラタを失って以降、チェルシーの攻撃は明らかに手詰まりになった。
ウィリアンとアザールらがどれだけチャンスを作ったところで
純粋なストライカーを欠いては単調な攻撃に終始してしまう。
離脱は2ヵ月が見込まれているが、
筋肉系の故障である以上再発のリスクは常につきまとう。
今後の2ヵ月、チェルシーは優勝争いに踏みとどまれるだろうか?
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Matthew |