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チェルシー、ハルに快勝し首位をキープ

チェルシー  2

45’+ D.コスタ

81′ ケーヒル

ハル・シティ 0

 


現地時間22日、プレミアリーグ第22節の

チェルシー vs ハル・シティの一戦がスタンフォード・ブリッジにて行われた。

首位と降格圏に沈む対照的なシーズンを送る両者。

チェルシーは今季ホームで開幕戦で敗北して以来全勝。

その点でもハル・シティは敗戦濃厚と考えられていたが、

予想通りホームチームの快勝で試合は終了した。

この試合でD.コスタがチームに復帰、先発に名を連ねた。

背中の痛みから欠場したと発表されていたコスタだったが、

この日はその治療の甲斐もあってか動きにキレを見せ、

孤立状態でもボールキープとチャンスメイクを担うなど躍動した。

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ハル・シティは残留に向け1ポイントでも持って帰りたい。

その為ハルは慣れ親しんだ4-5-1から3-5-2へとシステム変更。

実質的な5バックでチェルシーの攻撃を受け止めると共に、

マンマーク気味に選手を付ける事によって中盤をコンパクト化。

チェルシーのビルドアップ時にはアンティチポ(背後からのインターセプト)を

狙っていくなど狙いを持った守備で奮闘し、

チェルシーのパスワークを窮屈にさせると同時に、ボールロストを誘発した。

アクシデントが起こったのは前半12分。

ハル・シティのエリア内で競り合ったケーヒルとメイソンが交錯。

お互い頭部を激しくぶつけ合った事で試合が一時中断された。

映像からも痛々しいプレーだった。

ケーヒルは接触部が頭部前面だった事もありプレーに復帰したものの、

頭部の弱い部分である側面で接触したメイソンはそのまま負傷退場。

(その後クラブは頭蓋骨骨折と発表、復帰は未定の状況に)

一時騒然となったスタンフォード・ブリッジだったが、

運び出されるメイソンには大きな拍手と声援が送られ、無事が祈られた。

C2zWTyJXcAEYJO0アクシデント後には両者大人しい状況が続くも、

ショックから立ち直り始めた両チームは積極的にプレーし始める。

特にハルはメイソンの為にも、とボール際で激しく闘う。

ゲームの主導権自体はチェルシーが握ったものの、

強固なブロックと激しい球際で決定的なチャンスは作らせない。

デイビス、マグワイアを中心にプロテクトされるハルのゴールは堅く、

アザールやペドロの積極的なポジションチェンジにもマンマークで対応。

ボール基準ではなく、人を基準に明確に原則化されたハルは堅かった。

44分にはマグワイアが強烈なミドルを放つなど、

シュートチャンス自体はお互い作りながらも得点は許さず。

このまま前半が終わるかと思われたが、

チェルシーはアディショナルタイムに待望の得点が生まれる。

待ちに待った、エースの復帰弾。

それまでタイトなマークから試合から消されていた時間もあったが、

瞬間的なフリーをエリア内で作り出したコスタは見事に期待に応えてみせる。

確執、退団報道など決して簡単な状況ではないコスタは吠え、

スタンフォード・ブリッジの観衆は彼の名を高らかにチャントした。

C2yQTR3XAAAh6uX終了間際の良い時間帯で先制し、そのまま後半へ。

意気消沈でハーフタイムを迎えたハル・シティだったが、

先日就任したばかりの新指揮官マルコ・シルバは無論諦めておらず、

再びチームにアグレッシブな姿勢をもたらした。

後半開始直後から失点のショックを感じさせない動きでハルは戦い、

エリア外からの強烈ミドルを武器にチェルシーを強襲。

コンパクトに保った中盤でボールを運び、

フィジカルとパワーを活かして攻めるプランは単純ながらも効果的だった。

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クルトゥワが安定したセービングを見せるものの、

中盤で数的不利を強いられてはシュートに持ち込まれる局面が増える。

アザールやペドロは前半から激しくポジションチェンジを繰り返した為

効果的にマティッチやカンテをサポート出来ず、

また攻撃時にもいつもほどライン裏へ抜け出すスプリントを出せない。

反撃に出ていくハルだったが、

ここまで守備の中心として奮闘していたデイヴィスがハムストリングを負傷。

3CBの要を失った事でシルバ監督は4バックへシステム変更し、

より中央を厚く、リトリート気味にカウンターを狙う事に。

しかし中盤でのコンパクトさを失った事でMFの負担が増加し、

疲労が見え始めた事もあり、徐々にカウンターにも消極的になっていく。

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そこでコンテは疲れを見せたアザールとペドロの両翼を下げ、

セスクとウィリアンを途中起用。

ウィリアンとコスタを2トップ気味に前線に残し、

セスクを中盤に組み込んだ事で3-5-2へシフトした。

カンテをアンカー、ハーフにセスク&マティッチで形成した中盤は

数的不利を強いられていた中盤を補強すると共に、

ビルドアップ時のボールロスト軽減を狙った。

疲労が見え始めたハルを余所目にチェルシーは勢いを取り戻し、

再び主導権を握る事に成功した。

終盤にはケーヒルがダメ押しの追加点。

それまでエリア内でも堅さを誇っていたハルだったが、

DFリーダー・デイヴィス不在の影響もあったか、フリーを作ってしまった。

完全にエネルギーを失ってしまったハルに最早立ち直る時間はなく、

そのまま試合は終了し、チェルシーが快勝した。

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頼れるエースが帰ってきた事が何より幸いで、

そして結果が求められる中見事期待に応えて見せた。

試合後コンテも彼について、

「得点をしてどんな形であれ喜ぶ事が重要。

ディエゴが良いプレーをした、その事が何より重要なんだ。

この試合で、私と彼との間に関する憶測が終わる事を願う。」とコメント。

騒動の収束を願うと共に、彼の居場所がチェルシーである事を強調した。

降格圏に沈む相手だったとはいえ、簡単な内容ではなかった。

それだけに2-0と結果を残せた事は素晴らしく、

まさに苦しい試合でも勝ち切り「勝者」たる姿だったと思う。

優勝に向け、チェルシーの歩みは未だ止まらない。

この記事を書いた人

Matthew Matthew

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