victor-moses_1c5eoe03zw4li1bm7377wu5267

モーゼスはウイングバックで輝く

モーゼスはこれまでチェルシーで苦難の時間を過ごしていた。

チームに参加したのは2012年。

クリスタル・パレスとウィガンで結果を出しビッグクラブ入り。

輝かしいキャリアを夢見ていた彼であったが、

その後はレンタル移籍を毎シーズン繰り返す苦しいものだった。

o0590040113735013707

 

 

毎年プレシーズンで好印象を与えては飛躍が期待され、

レンタル移籍….。

そして失意のキャリアを過ごす彼は、アントニオ・コンテと出会った。

レンタル移籍が噂されるも、コンテは彼をチームへ残す事を決断。

それでも開幕当初は4-2-3-1システムの右サイドの3番手。

先発機会はカップ戦や重要度の低い試合ばかりで、

彼自身フラストレーションのたまる状況だったかもしれない。

moses-meeting-expectations-img

しかしチームが結果を出せない時間が続くと、

コンテは3バック導入を決意。

3-4-3をベースに、運動量と単独で違いを作れる選手をWBに求めた。

コンテは左にタイトな守備とバランスに長けたマルコス・アロンソを。

右サイドに、爆発的なスピードと運動量、

そして何より豪快なドリブルを兼ね備えるモーゼスを指名した。

右サイドで実績を残してきたイバノビッチでも、

安定した守備と攻撃で貢献してきたアスピリクエタでもなく、

モーゼスに右WBのポジションを与えた。

o0590040113735034029

”ハードワークができれば、コンテはチャンスを与えてくれる”

彼はインタビューでこう応えている。

ネームバリューでもなく、実績でもなく、「今」を見てくれると話した。

不慣れな右WBで起用された当初はバランスが不明確で、

ポジショニングに戸惑う場面も多くあった。

しかしそれでも彼は諦めず、

ポジションを掴みたい一心でピッチを走り続けた。

ボールを持てば果敢に攻め上がり、

中へのカットインから強烈なシュートを放つ。

試合を重ねる毎に戦術理解も深まり、

組織的なプレッシングとコンビネーションを見せていく。

持ち前の運動量をベースに、90分を通してのハードワーク。

深い位置でカウンターが開始したとあっても、

モーゼスが右サイドを強烈なスプリントで攻め上がる姿は

今シーズン何度も観ている。

コンテの下対人守備の技術を吸収していけば、

総合的にハイクオリティーなサイドプレーヤーとなる可能性すらある。

今年で26歳になる彼は、まだまだ成長するはずだ。

moses-here-and-happy-img

はっきり言える。

彼のポジションはチェルシーにあり、不可欠な存在だ。

コンテが求める右のウイングバックは、

アスピだろうがペドロだろうが、ブラナーだろうが体現できない。

毎年のように活躍の場を探していたモーゼスは今、

チェルシーの右サイドに居場所を見つけている。

この記事を書いた人

Matthew Matthew

最近の記事

  1. Do8VduuUUAE0TAc
  2. Do6aHQlXsAAMCH9
  3. mauriciopochettino-cropped_i5dyyhuo5fiq1qcpbft9zq273
  4. Do60ytKX0AE-4kq
  5. Do14qDRXsAYaIpV
  6. DoRv1lwW0AE7VFQ
  7. DnJNZ-zXoAM7BXB
  8. DliqKcbX4AEj_ZP
  9. Dk9133AUwAAQnxT
  10. Dk8fNpJXsAA95qF
  11. Dka0D_OWwAAxL2W
  1. kookpok

    プレミア最新移籍情報

    シティ、余剰戦力の4人をレンタル移籍
  2. cwu3i67w8aekn12

    プレミアリーグ解説

    苦境のウエスト・ハム
  3. C4em2lhXUAA96v6

    チェルシー速報&結果

    バーンリー奮戦、チェルシーと引き分ける
  4. DBqKDhpXYAA1ckj

    プレミア最新移籍情報

    セインツ、指揮官ピュエルを解任
  5. img_b36e87c8d2214ae54868089ad334d30b158367

    プレミア最新移籍情報

    イブラヒモビッチ、退団へ
PAGE TOP