マンチェスター・ユナイテッド 0
バーンリー 0
現地時間29日にプレミア第10節、
ユナイテッド対バーンリーがオールド・トラッフォードで行われた。
ユナイテッドはリーグ戦で3試合未勝利に終わり、
先日チェルシー相手に4-0と大敗。
ライバル・シティが首位を誇っているだけに、
現状のチームに不満を訴えるサポーター・メディアの声は絶えない。
とはいえ27日に行われたEFLカップ、マンチェスター・ダービーでは
1-0での勝利を挙げており、ぜひとも公式戦の連勝を狙いたいところだ。
対するバーンリーは昇格組ながら健闘。
戦力的には降格が妥当との見方が開幕前は多かったものの、
ここまでリーグ戦3勝を挙げており中位進出が可能の位置。
ユナイテッドで勝ち点を拾って帰りたい試合だった。
この試合先発に名を連ね、主将を任されたマタ。
この日もビルドアップからチャンスメイクまで献身的にこなし、
守備時には積極的にカットを狙うなどチームの為に走っていた。
ゲームは序盤からホームチームが主導権を握り、
サイドエリアから再三に渡ってチャンスを作り出す。
バーンリーはブロックを敷き対応するも、
個人でのスキル差で局面を打開されてはピンチを迎えてしまう。
しかしこの日のユナイテッドはシュートが決まらない。
イブラヒモビッチ、ポグバらがチャンスを逃し続けては、
スタジアムをため息が包んだ。
ユナイテッドが攻めてはシュートを外す。
そんな状況のまま、前半は終了した。
いざ後半こそは、と思ったがユナイテッドは最悪の状況に陥っていた。
ハーフタイム中にモウリーニョ監督が主審クラッテンバーグに抗議し、
これに対するペナルティとして退席処分を言い渡されていたのだ。
ピッチの傍にモウリーニョの姿はなく、
代わりに彼の腹心ルイ・ファリアが選手に指示を送り続けた。
エレーラが中盤底で、マタがバイタルエリアで効果的なパスを出し、
後半に入ってもユナイテッドペースのまま試合は運んだ。
しかし、前半から悩ませていた決定力は最後まで改善されない。
イブラヒモビッチがゴール2m手前からシュートを直上へ外せば、
決定的なチャンスをリンガードは決めきれない。
バーンリー守護神ヒートンの好セーブ連発もあったものの、
名門の姿にしては余りにも残念だった。
ストレスを抱える表情が選手達に見え始め、徐々にヒートアップ。
69分にはMFエレーラが2枚目の警告を受け退場。
失点がそのまま敗北に直結するビジョンすら感じ取れた。
試合は終了し、スコアレスドロー。
が、ユナイテッドからすれば敗北に限りなく近い引き分けだ。
スタッツに目を向けてみれば、
ポゼッション72%(パス成功率89%)
シュート37本(枠内11本)…バーンリーは7本(枠内1)
CK19本…..。
圧倒的としか言い様がない。
しかし勝ち点は両者平等に1づつ与えられた。
ユナイテッドはこれにより暫定8位まで後退。
今夏の補強を考えれば、4勝3分3敗は失敗とさえ見ていいだろう。
ユナイテッドを包む負のサイクルはいつ晴れるのだろうか…。
トンネルの先はまだまだ長そうだ。
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Matthew |