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アーセナル、苦しみながらもプレミア6連勝

アーセナル 3

26′ ウォルコット

33′ ウォルコット

57′ エジル

スウォンジー 2

38’ シグルズソン

66′ ボルハ・バストン


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結果からすれば壮絶な打ち合いだったとも言える。

しかし内容を振り返れば、アーセナルの試合運びが拙く、

ほぼ決まりきった試合を手放してしまったと言えるだろう。

スウォンジーはボブ・ブラッドリー新監督の下

未だチームの土台を構築する過程にあり、

攻守における選手の連動性、戦術全てが整備されていなかった。

そんな相手に幸先よく2点を奪ったものの、

2度も1点差に迫られての辛勝。誇れる試合ではなかった。

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主導権は大方の予想通り、アーセナルが握った。

素早いパスワークと自由なポジションチェンジ。

スウォンジーはブロックを作ってもマークを簡単に剥がされ、

アーセナルの流動的な攻撃に対応する事はできなかった。

またスウォンジーは新監督就任間もないせいか、

ボールを奪ってもビルドアップを効果的に行えず、

チームとしての攻撃の形を作れたのは90分通しても僅かだった。

(皮肉な事に、パスが強みのスワンズ最高の攻撃の形はバローのドリブルだった)

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スワンズは立ち上がりから高い位置でプレスを敢行するも、

前線が流動的に動くアーセナルは次々とチャンスを創出。

特に右SBベジェリンは度々オーバーラップからチャンスを作る。

33分にはサンチェスが中央から見事なタッチダウンパスを送り、

右サイドを抜け出したベジェリンが中央へ折り返す。

DFが対応にもたついた所をウォルコットが狡猾に奪い取り先制。

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流れを掴んだアーセナルは33分、CKのこぼれ球を

またもやウォルコットが押込み追加点。

スピードを持ち味としたFWのウォルコットが

エリア内で輝きを放つ、らしくないゴールで試合を動かした。

2-0と突き放した事で試合は決まったかのように思えたが、

アーセナルは安心したかペースダウンする”悪癖”が出てしまった。

立ち上がりには無かった簡単なボールロストが目立ち始め、

チームの動きは明らかに落ち、スワンズに対して後手の対応が続く。

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この日ボランチで先発し、ビルドアップで貢献していたジャカ。

流れが変わり始める中、自陣PA付近で不用意なプレーから

シグルズソンにボールを奪われてしまう。

そのまま放たれた美しいシュートはゴールに決まり2-1。

前半を2-0で折り返そうとしていた中の、あまりにも残念な失点だった。


 

後半が開始し、スワンズは更に中盤でのプレスをかける。

前半終了間際に掴んだ良い流れを手放すわけ内は行かない、

ブラッドリー監督は打ち合いに持ち込む事を選択したのだ。

しかしアーセナルはハーフタイムを挟んだ事で落ち着きを取り戻していた。

試合開始直後に見せていた、ショートパスでリズムを作り、

アタッキングサードをアイデアで崩す”いつものスタイル”に戻った。

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前がかりになったスワンズのプレスを掻い潜り、

57分にアーセナルは3点目を奪って見せた。

相手DFライン手前でボールを受けたサンチェスは

DFライン裏へ抜け出したエジルを見逃さず見事なタッチダウンパス。

エジルはそのまま豪快に左足を振り抜き、鮮やかなゴールを決めた。

リズムとスタイルを取り戻し、再び2点差と突き放したアーセナル。

今度こそ試合をコントロールしたかったものの、

またもやチームはエネルギーを失い始め、テンションダウン。

前半からモンレアルが対応に困っていた、

スワンズ右サイド・バローのドリブルを止められず苦戦。

66分はとうとう、バローの突破から崩され失点。

「不味い」

失点直後のアーセナルにはそんな雰囲気が漂っており、

70分、ジャカが相手のカウンターを止めようと後ろからタックル。

明らかに警告覚悟のプレーであったが、主審ジョナサン・モスは

そんな意図を感じ取ったかジャカに対してレッドカードの一発退場。

流れも悪い中、数的不利に陥ったガナーズは厳しい状況に立たされた。

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だが、誰が見ても不利な状況になった事で、

アーセナルは「やるべき事」がより明確にできた。

失点しない事、人数をかけた攻撃よりもシンプルなプレー。

苦しめられたバローがスタミナ切れになりつつあった事も幸いし、

アーセナルは試合を立て直す事に成功した。

反撃を受けるものの、ウォルコットを中心にカウンターを狙う。

試合終了間際にはウォルコットが決定機を迎えるがポスト直撃。

そのまま逃げ切ったアーセナルが辛勝した。

 

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苦しんだ試合だったが、これでガナーズはプレミア6連勝。

試合を決めきれない悪癖はまたも感じた内容だったが、

結果を残せた事は良かった。

ジャカの退場もあり、引き分けあるいは敗北を喫していれば

チームを取り巻く雰囲気は非常に悪くなっていたはずだ。

兎にも角にも結果を残し、

アーセナルはこれで首位シティと勝ち点で並んだ。

(得失点差が1及ばず、同勝ち点2位)

「いつもの」2位のアーセナルだが、まだ十分タイトルは狙える。

ウォルコットの好調、サンチェスの中央FW起用による

崩しのアイデアが増えるなど好材料も多い。

ほぼ理想的なスタートを切っているといっても過言ではない。

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今季で契約が切れるヴェンゲル。

就任20年を超えた名伯楽が迎えた今シーズンは、

ここまで携帯通りの結果と言ってもいいだろう。

宿敵チェルシーに快勝したように、

今後もビッグゲームを乗り切れば退任の選択肢は無いはず。

今季のアーセナルからは、目が離せそうにない。

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Matthew Matthew

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