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It’s time to go.  チェルシー、昨季王者に快勝

 

チェルシー 3

7′ D.コスタ

33′ アザール

80′ モーゼス

レスター・シティ 0

 


現地時間15日、スタンフォード・ブリッジにて

プレミア第8節、チェルシー×レスターが行われた。

今季、優勝を目指しながらも結果が継続しない両者。

第7節の時点でチェルシーは7位、レスターは12位。

特にレスターは今季アウェイで3連敗中と厳しい状況だった。

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この試合における大きな見どころとなったのが、

試合の展開に合わせて両チームがシステムを流動的に変更した事。

スタート時点ではチェルシーは3バック、

レスターは従来通りの4バックだったものの、

コンテ、ラニエリは試合の流れに合わせて3or4バックに変更。

プレミアでは中々見られない、戦術的な駆け引きが応酬された。

 

また岡崎慎司は代表での負傷により、リーグ戦初のベンチ外。

チェルシーはウィリアンが母親が急逝し、欠場している。

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幸先よく先制したのがホームのチェルシー。

前半7分、CKからニアでマティッチが逸らし、

ファーサイドでフリーとなったコスタが流し込んだ。

(写真のポーズは、欠場したウィリアンの背番号22を示す)

レスターからすれば、今季を象徴する「らしくない」失点だ。

昨季のレスターは攻守におけるセットプレーが強みだったが、

今季はそこがむしろ弱みにさえなってしまっている。

先制した事でチェルシーは更に試合をコントロールし、

コンパクトな陣形を維持してパスとプレスを効果的に行った。

この日のチェルシーは攻守に渡って機能的。

コンテはこの代表ウィークでチームによりシステムを浸透させ、

選手間の距離、ビルドアップ、フィニッシュの形を整備してきた。

相当な準備を以てこの試合に臨んだ事が伺える内容で、

主力ウィリアンの欠場の影響も少なく感じた。

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主導権を握ったチェルシーは立て続けにチャンスを創出。

33分にはアザールが追加点。

縦のフィードに対してフート、エルナンデスが交錯、

こぼれ球をさらったアザールがキーパーを躱し、冷静に決めた。

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この試合でもポイントになったのが、

フィードに対するレスターDF陣の対応だろう。

昨季のレスターは自陣深くに構え、

バイタルエリアは基本的にCBではなくボランチが対応していた。

しかし今季はカンテ退団に伴い、バイタルエリアの強度が低下。

バイタルに対するフィードへCBがチャレンジする場面が多く、

背後からのプレスは得意ではないフート&モーガンが苦しんでいる。

カンテだからこそのレスターだった事を象徴しているだろう。

(対してチェルシーはカンテ入団で守備が大きく改善される皮肉っぷり)

 

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攻守においてコンパクトかつ高いレベルを維持したチェルシー。

2-0で前半を折り返し、後半に不安な材料は皆無。

理想的な形で後半を迎える事になった。

しかし、昨季王者は伊達ではない。

ラニエリはハーフタイムでチームのシステムを変更、

選手達のエネルギーを引き出し、巻き返しを図った。

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レスターは3バックにシステムチェンジ。

チェルシーの選手配置に合わせる事で、

守備時のマークが整理され数的不利の場面が減少。

従来のスタイルであるカウンター攻撃も相まって、

攻守におけるリズムを少しづつ取り戻していった。

しかし残念だったのが、良い流れの中でも決めきれなかった事。

ゴールには迫るものの得点を奪う事が出来ず、

ヴァーディは終始不満をチームメイトにぶつけていた。

そんな状況下、今度はコンテが4バックに変更し、

疲弊が見え始めたチームに落ち着きをもたらす。

 

チェルシーはアカデミー出身の若手を交代カードで切り、

チームにエネルギーと激しさを取り戻す。

フィニッシュを決めきれない事でレスターの雰囲気が悪化し、

チェルシーが落ち着いた事で主導権は再びホームチームへ。

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80分にはチャロバーの鮮やかなヒールパスからモーゼスが追加点。

この日のモーゼスは攻守に躍動し、

豊富な運動量と力強いドリブルでチームに貢献。

ゴールもこの日何度となく見せた中央へのカットインから生まれており、

チェルシーの新しい武器となっていくだろう。

持ち直したチェルシーが試合を締めくくりタイムアップ。

3-0で快勝した。

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文句のない結果を出し、

リバプール戦の敗戦のショックから立ち直ったチェルシー。

内容も伴った試合となった事で、

チームの3バック浸透もますます加速していくはずだ。

何より選手間の距離とフィニッシュのアイディアが増えた事が大きく、

チームとしてのスタイルを確立する目途も立った。

またコンテが若手に経験のチャンスを継続的に与える事で、

チーム内の競争力も期待できる。

この日途中出場したチャロバー、アイナ、ロフタス=チークは

何れも将来が期待されながらもチャンスを得られなかった若手。

今後クラブを担っていく選手達への投資も惜しみない事が

これまでの監督とコンテの大きな違いだ。

兎にも角にも、3バックはコンテの大きな哲学であり、

その哲学の下結果を出したのは大きな意味を持つ。

 

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次節、チェルシーの相手はユナイテッド。

リーグタイトルを手にするには必ず倒さなければならない相手で、

大きなモチベーションを以て臨むはずだ。

個人戦術から脱したチェルシーが問われるのは、

個々のクオリティー以上に「プライド」だろう。

勝負強い、そんなかつての強みを取り戻せるか、

重要な試合となる事は間違いない。

誇りを、矜持を取り戻すための一戦が待ち遠しい。

 

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Matthew Matthew

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