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ルーニーを外す事で得た”速さ”

ルーニーは絶対的でなくなってしまった。

そう思わせる試合だった。

これまで長きに渡ってユナイテッドを支えてきたルーニー。

ここ数試合うまくいかず、厳しい結果も招いており

モウリーニョの求心力低下さえも噂されるほど。

そんな中で迎えたレスター戦は、

決して「ただの1試合」ではなかった。

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とうとうモウリーニョはルーニーを先発から外した。

確かに、ここ数試合のルーニーは、

皆が求めていた、期待していたルーニーではなかった。

EUROの時のように身のこなしは重く、

ボールを持ってもかつてのような怖さは感じなかった。

バイタルエリアで抜群のキープ力も発揮できなければ、

エリア内での残忍なまでの決定力も今季は無い。

モウリーニョは就任時、彼をストライカーとして専念させる、

そう言い切って見せた。

イブラヒモビッチとの絶妙なコンビネーションに期待し、

かつてのルーニーが見せた「エース」として働きを考えていたはずだ。

しかし今の彼はむしろ中盤が本職で、リンクマンとしての

役割を担ってしまっている。

モイーズ時代から続く、チームのビルドアップの担い手を

数シーズンこなしてきたからだ。

彼は変わってしまった、そう言わざるを得ない。

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ルーニーが先発から外れる事で、

ユナイテッドのゲームリズムのギアは2段階は上がった。

組織的な連動性が向上し、

サイドと中央の攻め分けが出来るように。

そしてなにより、ポグバが存在感を発揮した。

ポジショニングが流動的になった事で、

敵陣にはスペースが生まれ始めると共に、

ポグバは躍動感を取り戻した。

攻守におけるリズムは上がり、

チームにはダイナミズムが生まれている。

攻めのシステムが確立できていない現状で、

選手達は自ら最適な距離感を見出そうとしている。

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モウリーニョが、ユナイテッドがルーニーに求めているのは、

かつてのような単独で試合を決めるだけの存在感だろう。

彼に、チームを牽引する導き手である事を望んでいる。

プレーのリズムとコンディションを取り戻し、

ストライカーとしての姿勢を取り戻すのに時間はかかるだろう。

しかし、その時間は決して無駄にならないはずだ。

彼だからこそ出来る仕事がユナイテッドにはあるはずで、

彼自身のクオリティーも未だ衰えていはいない。

老け込むには早すぎる。

ユナイテッドには、いつだってキングが必要なのだから。

この記事を書いた人

Matthew Matthew

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