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16-17 第1節 アーセナル vs リヴァプール

アーセナル  3

31′ ウォルコット

64′ チェンバレン

75′ チェンバーズ

リヴァプール 4

45’+1 コウチーニョ

49′ ララーナ

56′ コウチーニョ

63′ マネ


プレミア開幕戦から屈指の好カードが実現。

今夏、積極的な補強で戦力値を上昇させたリヴァプール、

対してアーセナルは交渉がまとまらず、批判を浴びている。

そんな中両チーム共に新加入選手が先発、

アーセナルはCBホールディング、

リヴァプールはCBクラバンをはじめ、

MFワイナルドゥム、マネと3人が名を連ねた。

結果から言えば、リヴァプールの新加入選手が躍動し、

壮絶な打ち合いを制する原動力となった。

なおアーセナルはエジル、ジルーが欠場、

リヴァプールはストゥーリッジ、カリウスが欠場した。

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試合序盤から両者共に中盤で激しくぶつかる。

ホームのアーセナルはリヴァプールのビルドアップ潰しを、

リヴァプールはショートカウンターを狙ってのプレスだった。

アーセナルのプレスはセンターライン付近であるのに対し、

リヴァプールは両SBやエルネニーなど、

ピンポイントなエリアでのプレッシングを用いた。

28分にはウォルコットがPKを得るも失敗。

意気消沈するガナーズだったが、直後の30分に先制。

先制点を決めたのはPKを失敗したウォルコットだった。

ここでアーセナルはゲーム支配を高め、

プレスを掻い潜っては効果的なチャンスを創出していた。

が、前半終了間際、コウチーニョが決めた見事な同点FKが、

この試合における雰囲気を完全に変えてしまった。

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1-1で始まった後半、アグレッシブに動いたのは

アウェイのリヴァプールだった。

49分、左サイドのフリックから抜け出したワイナルドゥムが

中央へ折り返し、ララーナが1-2とする逆転ゴールを決める。

DFラインをコンパクトに固めるアーセナルの僅かなスペースを突いた。

とにかく同点弾が欲しいアーセナルはハイプレスを敢行、

相手DFラインに複数人による連動したプレスを仕掛けるも、

その反動としてコンパクトに保たれていた守備ブロックが広がり、

クロップのお家芸のショートカウンターを正面から受け始める。

そして何より、ここからのリヴァプールが昨季とは違った。

相手のプレスを冷静にいなし、ピッチの幅をうまく使ってボールを保持。

「守る時はピッチを狭く、攻める時は広く」を完全に体現したのだ。

昨季は90分ハイテンションだったが故、

後半になるにつれエネルギーとアグレッシブさが失われる試合があった。

しかしこの試合におけるリヴァプールは自ら「時間」を作り、

試合功者と言っても良い姿を見せた。

56分にはクラインが右サイドを単独突破、折り返しをコウチが得点。

この試合2ゴール目となる得点で1-3とリードを広げた。

攻勢を強めたいアーセナルだったがアクシデント。

攻撃の起点となっていたイウォビ、ラムジーが続けて負傷、

チェンバレン、カソルラと不本意の交代をしてしまう。

(しかし、結果としてこの交代は功を奏した)

リヴァプールは63分に右サイドを抜けたマネがPAに侵入、

ゴール逆サイドに左足で豪快に突き刺し1-4。

リヴァプールがこのまま試合をクロージングするかに思われたが、

僅か1分後にチェンバレンが左サイドからドリブル突破、

DF3人をかわし右足を振り抜き1点を返し2-4。

さらに75分にはチェンバレンが左サイドで倒されFK。

途中出場のカソルラが蹴ったピンポイントクロスを、

中央のチェンバーズがゴール右隅へと流し込み3-4。

一時は3点差にまで広がったスコアを1点差にまで縮めた。

リヴァプールにも疲れが見え始めたが、

終盤までDFとMFでコンパクトな守備ブロックを形成した

リヴァプールが見事逃げ切り、勝利を勝ち取った。

終盤にはアーセナル新加入のジャカも出場したが、

試合を動かすには時間も少なく、粗削りなプレーが目立った。

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クロップの本格的な指導からチームが構築されたレッズ。

ハイプレスを信条とするハイ・インテンシティーの戦術は

昨季の後半でチームに浸透していた。

そのベースに今度は「冷静さ」と「柔軟性」をうまく乗せ、

試合自体のコントロールに着手しはじめたのだ。

今季のリバプールはやってくれる、

そう期待するには十分な試合内容だったと思う。

(試合をクロージングできず失点を重ねたのは残念だが)

寧ろ先制しながらもホームで失態を演じたガナーズ。

エジルやジルー、移籍の噂があるムスタフィが合流すれば

状況は変わるかもしれないが、今季もガナーズは”安定の”順位となりそうだ。

 

 

 

 

この記事を書いた人

Matthew Matthew

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