今季限りで契約が満了する両エース。
加入以降アーセナルを牽引してきた彼らだが、
既にガナーズでプレーするモチベーションを維持できているとは言えない。
サンチェスは既にシティ移籍が現実味を帯びており、
エジルもまたユナイテッドを始めバルセロナ、アトレティコなど
名だたるビッグクラブが興味を示している。
最早彼らを引きとどめる事は困難な状況だが、
念頭に置かなければならないのが両者とも今季限りでフリーになる点。
移籍金なしで彼らを引き抜かれる事態だけは避けなければならない。
代役の確保＜売却先の確定
アーセナルが今冬まず取り組まなければならいのが、
彼らの売却先を確定させフリーでの移籍を何としてでも阻止すること。
契約延長は既に現実的なレベルではないのだから、
どれだけ彼らを高額な移籍金を以て売却し、クラブの利益をもたらすかを
考えながら交渉を行っていく必要がある。
彼ら2人に興味を示しているのはマンチェスターの両雄だ。
サンチェスは今夏6000万ポンドでのシティ移籍が目前だったが
ルマール獲得を断念した事もあり交渉は破談。
（これがサンチェスに移籍する覚悟を決めさせたかもしれない）
シティ側はあくまで金銭のみでの移籍を望んでいるとされるが、
ルマールの再交渉が成功する望みは薄く、代役を求めるとも。
ヴェンゲルはかねてよりスターリングを評価しており、
もし仮に彼の移籍が条項に含まれるのであれば交渉が一気に加速するだろう。
エジルに関して具体的な話が出ているのはユナイテッドくらいだが、
レアル時代からその能力の高さは折り紙つき。
国内外を問わず彼のパスセンスとボールスキルを欲するチームは多く、
バルセロナを始めとしたビッグクラブが高額オファーを提出しても不思議ではない。
いずれにせよ、移籍するのであれば今冬が最後のタイミング。
移籍期間に入らずとも、今現在裏では移籍に向けた
交渉が始まっているかもしれない。
彼ら抜きのアーセナルに未来はあるのか
今季ラカゼットが素晴らしい出来を披露しているのは頼もしい。
しかし彼の活躍であっても、サンチェスとエジルの
的確なサポート抜きには成しえなかった事だ。
勝利へのメンタリティーと勝負強さを兼ね備えるサンチェスに至っては
ピッチにいるいないでチーム全体の出来が大きく左右される。
何よりプレーで引っ張るタイプの選手はアーセナルで貴重で、
ビッグゲームでも尻込みせず状況を打開できるのは彼くらいのもの。
そもそも彼の代役を確保する事自体難しい以上、
サンチェスの移籍はチームの根幹から変える必要性すらあるだろう。
エジルに関してはここ最近ケガの影響から満足にプレーを出来ず、
今季も出場した試合でその能力の高さを示すシーンは乏しい。
とはいえコンディションさえ整えばその実力に疑いの余地はない。
移籍の決断権をヴェンゲルが握っているかどうかは定かではないが、
彼ら2人を失ったアーセナルに最早リーグを制する機運は感じられない。
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Matthew |
