📝 | We’re delighted to bring @WayneRooney back to #EFC! He signs from @ManUtd, 2 year deal. #WelcomeHomeWayne
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— Everton (@Everton) 2017年7月9日
若くしてクラブを去ったワンダーボーイが帰ってくる。
9日にエバートンはルーニーの13年ぶりの復帰を発表し、
背番号10を付ける事を明らかにした。
移籍金は無く、フリーでの加入となる。
（契約は残っていたものの、クラブ間で移籍金なしで合意）
イングランドの将来を担うワンダーボーイとして巣立ったルーニー。
これまでのキャリアでエバートンの存在を忘れた事はなく、
事あるごとに古巣へのリスペクトを発していた。
ファーガソン栄光の時代を知る選手がまた一人、去った。
00年代、常にリーグタイトル争いに加わり続けた赤い悪魔だが、
サー退任の後は低迷が続き、リーグタイトルとは無縁に。
ルーニー自身もモイーズ監督時代を経てストライカーから
徐々に中盤のオールラウンダーへと役割を変えていく。
モウリーニョは就任時ルーニーのストライカー起用を明言したが、
クラブで多くの役割を担わされてきた彼は
既に持ち前の得点感覚を失ってしまっており、
フィジカル的な衰えも指摘されるようになってしまった。
今季先発は15試合に留まり、クラブでの存在はもはや希薄。
ユナイテッド退団は時間の問題であったが、
今回のエバートン復帰は彼自身たっての願いでもあったようだ。
ユナイテッド側はレジェンドともいえるルーニーに対して
移籍金なしでの移籍を容認し、最大限のリスペクトを払った。
今回の移籍に関してルーニーはインタビューで
「この夏を通して、どこに行くのかを考え続けてきた。
代理人と話をしてみたんだ。
『エバートンと話してみれくれないか。移籍が可能なのかどうかを。』とね」
と自らエバートン移籍に動いた事を明らかにしている。
ユナイテッド側からも退団の通告あるいは移籍の容認を受けていたのだろうか。
どちらにせよ、ユナイテッドにはまた一つの節目となる移籍になる。
彼の加入自体はエバートンにとって喜ばしい事ではあるだろうが、
ルカクの代役としての役割を望むのは不可能だろう。
ルカクは今季エバートンで25ゴールと結果を出したものの、
その数字並みの貢献をルーニーに求めるのはもはや酷。
最前線でのプレーにも陰りが明らかに出ており、
かといって実力者が揃う中盤での起用もチームにプラスだとは思えない。
クーマン指揮官が望んだ移籍だとも言えない以上、
バックアッパーとしての域を出るかは難しいと言わざるを得ない。
彼に望むのは稀代のストライカーとしてではなく、
チームに多く加入した若手選手たちに模範を示す事だ。
晩年のユナイテッドでもそうであったように、
ピッチ上以外でのチームへの貢献が求められるはず。
それこそ、彼の背中を見て育ってきた選手がエバートンにはいる。
遡れば2002年、
16歳の頃から彼はずっとイングランドフットボール界の主役を演じてきたのだ。
生ける伝説として、彼のキャリアはまだ続いていく。
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Matthew |
