「昨年夏、私はクラブと話してもう1年残る事に決めた。
だが、今私は更なる野心がある。新たなステップに進む時であるし、
移籍する時が来たと感じている。」
そうインタビューで語ったマフレズは、
今季限りでのレスター退団を改めて明言した。
クラブ側は移籍に関して具体的な発表をしていないものの、
マフレズ本人としてはレスターでキャリアを終えるつもりは毛頭ないようだ。
昨季にはPFA年間最優秀選手賞にも輝き、
今季はレスター史上初のCLでベスト8にまで導いた。
今季はチームにとっても彼にしても納得のいくシーズンでは無かったが、
最早マフレズはレスターでの生活を続けるモチベーションを失っている。
念願の舞台であったCLも経験してしまった以上、
彼の未来は少なくともレスターには見つからないようだ。
新天地はアーセナルが最も具体的に報道されており、
国内に限らずバルセロナ、PSGなど興味を示すクラブは数多い。
とはいえ今季のパフォーマンスは昨季に比べれば数段見劣り、
かねてより危惧されていた天才肌故の継続性の乏しさがネック。
移籍金も推定3500万ユーロと見られる以上、安い買い物ではない。
コンディションさえ整えば単独で試合を決められる選手なのは確かだが、
具体的なオファーの報道がされない理由はそこにあるかもしれない。
彼自身の言葉で退団が明言されてしまった以上、
クラブ側は彼の代役探しが重要となってくる。
CLをベスト8まで進んだ事で約6600万ポンド(約96億円)の
破格の収入も得られている以上、狙いはビッグネームだろう。
が、肝心の補強に関しては元SDウォルシュが引き抜かれた事で
その精度は著しく低下してしまっている。
スリマニの補強は決して失敗だとは言えなかったものの、
クラブ最高移籍金で獲得したFWが残した結果は決して良くは無い。
(むしろシーズン低迷の要因と見る意見も少なくは無い)
マフレズの移籍先にせよ、代役にせよ未だ具体的にはなってないが、
少なくともマフレズの姿をレスターで今後見る可能性はなさそうだ。
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Matthew |