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イブラヒモビッチ、退団へ

プレミアリーグは9日に各クラブの所属選手リストを公開し、

来季契約を新たに結ばない、つまり”フリー”となった選手も明らかにした。

(あくまで5月29日段階のもの。今後契約を結び再入団も可)

チェルシーのジョン・テリーやシティのベテラン5選手など

既に退団や移籍が確定している選手が多く占める中、

ユナイテッドの蘭にはズラタン・イブラヒモビッチの名が記されていた。

20161002-01631821-gekisaka-000-1-view公式戦46試合28ゴール。

今季の彼の成績は35歳という年齢を考えれば驚異という他なく、

更に今季がプレミアリーグ初挑戦の年を考えれば称賛に値する数字だ。

それこそチーム編成も、戦術構成もままならない

急造チームで戦いながらも結果を残し続けたのは手放しで拍手を送るべき内容だ。

では何故、それほどまでにチームに貢献した彼と再契約しないのか?、

それは5月のELアンデルレヒト戦で負った、

膝の靭帯損傷という大怪我の影響を懸念されての判断だろう。

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先月手術を終えたばかりのイブラヒモビッチだが、

最短でも復帰は12月付近と見られている。

下手にリハビリ期間を早めて復帰すれば、

残り少ないキャリアに決定的な終止符を打つ結果になりかねない。

つまりチームへの合流はコンディション調整も含めて

年明け以降となる見込みになるわけだが、

最長でも半年しか稼働できないベテランにユナイテッドとはいえ

超高額なサラリーを払うだけの余裕は無いだろう。

(というより、合理的な判断とはいえない)

確かに今季はあれだけの期待を背負って結果を出してくれたのだから、

”非情だ”との声も理解できる。

事実、彼なしでEL制覇は成しえず、

リーグ終盤までCL出場権争いに加わる事は有り得なかったはずだ。

失点が少なくとも攻撃のシステムが全く整わない中でも

一瞬のチャンスから得点を奪い取る様はまさに「神」と言っていい。

彼のプレーを観た誰もが、

「彼はもうキャリア終盤の選手だ」という印象を抱かなかったのではないか。

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あくまリーグが発表したリストは

「5月29日の時点で、クラブからのオファーが無い状態」を示すもの。

イブラヒモビッチの退団を確定させるものではない。

今夏ユナイテッドはアトレティコ・マドリーの

FWグリーズマン獲得を目指したが交渉は破談しており、

チームの象徴ルーニーの退団も現実味を帯び始めている以上、

今後イブラとの契約延長オプションを行使する事も十分有り得る。

ラッシュフォードはまだ若く、チームの中核に据えるには早い。

ユナイテッドを取り巻く状況はイブラヒモビッチの残留に傾きつつある。

が、やはりネックは高額なサラリー、という事になるだろう。

もし現在抱えている負傷を再発でもすれば、

それこそ何十億円という金を文字通り博打に使った事になるのだから。

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フロントの思惑以上に鍵を握る存在がモウリーニョなのは確かで、

就任1年目から欧州カップタイトルを獲って見せた名将の意向で

今夏の市場を動いてる事は誰の目にも明らかな事だ。

今季度々モウリーニョはイブラヒモビッチの存在を「完璧」と称し、

チームに不可欠なピースである事を示してきた。

現実的な考え方をすれば放出の可能性が最も高いものの、

リクエスト通りの補強が進まない事態が続けば、一転残留もある。

イブラヒモビッチの獲得を狙うクラブは噂止まりであり、

どのクラブもやはり先述のケガとサラリーがネックなのだろう。

イブラヒモビッチの復帰をプレミアのピッチで見れるのかどうか。

結果がどうであれ、彼のキャリアがまた輝く事を祈っている。

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Matthew Matthew

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