新シーズンを戦うチーム編成が進められているシティ。
昨季は名将グアルディオラの期待に応えられる選手は乏しく、
既にベテランを中心に多くの選手が退団を発表している。
先日MFベルナルド・シウバをモナコより獲得したシティだったが、
1日には待望の新GK、エデルソンの入団を正式に発表した。
ベンフィカからの移籍となった彼は23歳の若手ながら、
昨季チームで定位置を奪取し、リーグ戦37試合に先発出場。
ポルトガルとブラジルの国籍を持ちながらもA代表経験はなく、
今後の活躍が期待される選手の1人であった。
シティはこのGKを獲得するにあたり4000万ユーロを支払ったとされ、
これはGKの移籍金における史上2番目の数字となる。
(ちなみに1位はブッフォンの5300万ユーロ)
実質レギュラーとして過ごしたシーズンが昨季のみながらも
大枚をはたいて獲得に至ったマンチェスター・シティだが、
それだけグアルディオラはGKのポジションに注力しているのだろう。
正直この移籍金に見合うだけのパフォーマンスを期待するのは難しいが、
彼の成功を祈るばかりだ。
対して昨夏セルタから加入したばかりのノリートは退団の意向を示した。
バルセロナB時代に薫陶を受けたグアルディオラからのラブコールを受け
イングランドへと海を渡ってきたサイドアタッカーは苦境に立たされた。
シーズン序盤こそ出場機会を与えられいたものの、
新年を迎えて以降は先発出場のチャンスすら与えられない状況が続く。
古巣セルタへの復帰も噂され、本人もそれに対し前向きな発言をしたが、
最終的にはセビージャへのレンタル移籍に決着しそうだ。
(実際にセビージャSDと会談する模様がスクープされている)
また、去就が騒がれていたY.トゥーレとの契約延長も発表。
シーズン途中までは退団秒読みだったものの、
トゥーレがクラブ側と問題を起こしていた代理人と契約解除し、
クラブやグアルディオラと改めて親密な関係を築けた事が幸いしたのだろう。
B.シウバ、エデルソンと若手ながら実力を備える選手を揃えた。
確かに今季のシティはベテラン勢が
シーズン後半になるにつれコンディションを落としただけに、
チーム全体の新陳代謝の向上を図る必要性に迫られていた。
GKとサイドアタッカーは確保できた。
あとはCBとボランチに即戦力を確保したいところだが….
これらのポジションは経験に乏しい若手を据えるにはリスクが高く、
グアルディオラの要求に応えられる選手を望むのであれば、
ワールドクラスの人材を1人は確保しておきたいところだろう。
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Matthew |