4月28日現在、プレミアリーグの順位表(トップ7まで)は以下の通り。
- チェルシー 78pt. ※1節未消化
- トッテナム 74pt. ※1節未消化
- リバプール 66pt.
CLストレートイン
- マンチェスター・シティ 65pt. ※1節未消化
以上、CL予選から出場
- マンチェスター・ユナイテッド 64pt. ※1節未消化
EL出場
- アーセナル 60pt. ※2節未消化
- エバートン 58pt.
見ての通り、
優勝争いはチェルシーとトッテナムの2つに
絞られたと見て言いものの、
比較的下位との連戦が続く首位チェルシーに対して
トッテナムは今週ノースロンドンダービーを控えるなど油断できない日程。
先日行われたマンチェスター・ダービーはスコアレスに終わった事から
マンチェスターの両雄は互いに一歩も譲らぬ勝ち点1差をキープ、
ELとの二束の草鞋を履くユナイテッドはCL圏争いを過酷な状況で戦う事に。
アーセナルが2試合未消化である事からも
「いつもの」順位である3位に滑り込む可能性は十分あるが、
シティとユナイテッドがそこまで取りこぼすとも考えにくく、
CL出場枠をロスト→ヴェンゲル退任の流れを予測する人も多いのでは。
という事で、今回はCL出場権争い、
つまり3位もしくは4位争いについて触れていきたい。
3位に入ればストレートイン。
予選に参加せず、本選からの出場を果たす事が出来る。
対して4位になれば予備予選からの戦いとなり、
他の出場チームより一足早いシーズンインを行う必要がある。
今夏オフに大きな大会は無いものの、
各地域のW杯予選が大詰めを迎えている以上、
選手達はシーズンの疲れを癒やせぬまま、プレシーズンに入る可能性が高い。
是が非でも、各クラブ3位の座を狙いにいくはずだ。
可能性としては7位エバートンの出場もあり得るが….非現実的か。
今後のリーグ日程を見てみると、
3. リバプール 66pt.
5/2 vs ワトフォード (A)
5/7 vs サウサンプトン (H)
5/14 vs ウエスト・ハム (A)
5/21 vs ミドルズブラ (H)
4. シティ 65pt.
4/30 vs ミドルズブラ (A)
5/6 vs クリスタル・パレス (H)
5/13 vs レスター・シティ (H)
5/17 vs WBA (H)
5/21 vs ワトフォード (A)
5. ユナイテッド 64pt.
4/30 vs スウォンジー・シティ (H)
5/5 EL準決勝 vs セルタ (A)
5/8 vs アーセナル (A)
5/12 EL準決勝 vs セルタ (H)
5/15 vs トッテナム (A)
5/18 vs サウサンプトン (A)
5/21 vs クリスタル・パレス (H)
6. アーセナル 60pt.
5/1 vs トッテナム (A)
5/8 vs ユナイテッド(H)
5/11 vs サウサンプトン (A)
5/14 vs ストーク・シティ (A)
5/17 vs サンダーランド (H)
5/21 vs エバートン(H)
7. エバートン 58pt.
4/30 vs チェルシー (H)
5/7 vs スウォンジー・シティ (A)
5/13 vs ワトフォード (H)
5/21 vs アーセナル (A)
どう考えてもユナイテッドの日程が鬼畜
(21日間で最低7試合。ELに勝てば5/25にもまた試合)
比較的日程的にも相手でも優位なのがリバプール、シティかと。
リバプールは勝ち点でもアドバンテージがあるので、
”いつもの”取りこぼしが無ければほぼ問題なく出場権を確保するはずだ。
(とはいえマネ離脱以降暗雲が立ち込めている気も….)
シティはユナイテッド戦で「最低条件」のドローを得たので、
厄介なWBAあたりを下せばCL出場自体の可能性は高いと言えるだろう。
もうユナイテッドに関しては可哀想としか言い様がない。
日程も去ることながらアーセナル、トッテナムと上位対決を迎え、
なおかつEL準決勝まで戦うという始末。
ケガによる離脱者も相次ぎ、
ここ数試合でやっとパフォーマンスが安定してきたアフロヘアーの彼、
フェライニは先日の退場で最低でも3試合出場停止。
(試合後指揮官は「アグエロが一枚上手だったね」と苦笑したが、
どう考えても試合終盤に頭突きという軽率にも程がある彼が悪い)
正直、どこの試合でポイントを落としてもいいかを考えるのが賢明かも。
アーセナルは2試合未消化のアドバンテージがあるとはいえ、
直近間近に大一番ノースロンドン・ダービーを控えている。
リーグ戦でのパフォーマンスもここ数試合落ちているだけに、
FA杯決勝までに調子を取り戻し、尚且つ4位を狙うのが現実的。
エバートンは可能性自体あるが、事実上5位でEL出場が目標。
来季はルカクが残留する見込みが薄い以上、
クーマンは既に来季を見据えたチーム作りが必要性を帯びてきた。
さらに記事のタイトルでもあった通り、
このCL出場権(もしくはEL出場権)争いにはセインツが関わってくる。
5/7 vs リバプール (A)
5/11 vs アーセナル (H)
5/18 vs ユナイテッド (H)
セインツからすれば厄介この上ない上位対決との試合が続き、
先日のチェルシー戦でも4失点と決して万全の状態ではない。
吉田&スティーブンスのCBコンビも奮闘はしているが、
力比べの試合をしては苦戦を強いられるのは必須。
いかに粘り強く戦い、上位陣からポイントを奪うかが重要だろう。
先日のチェルシー戦、バートランドのゴールのように
勢いさえ掴めばそのまま押し切る推進力はチームに備わっている。
それだけに、彼らと戦う3チームは油断できない試合となる。
(スワンズ、ワトフォードもジョーカーとしてあり得るが…勝利は流石に望めない)
とはいえ、今季セインツはここまでBIG6相手に1勝も挙げられていない。
昨季は上位6チーム相手に必ず1勝は奪い取ったが、
格上相手の勝負強さはどこかへ消え去ってしまっている。
単純にマネがいなくてケガ人だらけなだけだが。
この最終盤、聖なる騎士達の意地を見せてもらいたいところだ。
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Matthew |