今月2日、フランク・ランパードはピッチを去る決断をした。
MLSのシーズンを終え、母国イングランドを始め
多くのクラブから誘いがあったにも関わらず、彼は引退した。
そしてクラブと代表で長い時間を共にしたジョン・テリーは、
自身のインスタグラムに長文のコメントを掲載するなど、
特に彼への深い愛情とリスペクトを示していた。
現地のラジオ、『BBCラジオ5 Live』でテリーは、
「いつの日か、ランプスと共にチェルシーを率いたいね。
これは僕達の夢であり、よくこの話を面白がって話しているよ。
これが簡単ではない事は重々承知しているし、理解している。
僕たちは指導者として様々な立場の経験を経るべきだし、
他のチームでもキャリアを積むことが重要だと思う。
それでも、10年、もしくは15年後に共にチェルシーに帰ってきて、
指導者としてのキャリアのピークを迎えて、
そして良い仕事をできたのなら、そんなに素晴らしい事はないと思う。」
と、2人の夢を我々に語ってくれた。
なんとも夢のある、なんとも是非実現したい事だ。
(ぜひドログバもコーチに…!)
テリーは今季、主将とはいえ満足な状況では決してない。
出場機会は激減し、リーグ戦ではベンチを温める時間が続いている。
それでも彼は主将として、
チームをまとめる立場として模範的であり続けている。
「このまま僕の出番が無いような状況が続く事が、
チームにとっては良い事だと思っている。
僕が試合に出る時は、誰かが負傷していたり、
チームに何かしら問題が生じた時だろうからね。」
あくまでフォア・ザ・チームを貫き通し、
ハードワークを続ける彼の存在がチームを支えているはずだ。
だからこそ、彼はチームメイト達からの絶大な信頼を受けるのだろう。
テリーがピッチで駆ける時間はもう限られている。
チェルシーとの契約は今季で満了を迎え、年齢は36歳とピーク。
彼の口から指導者への道に関してコメントが出るのは仕方ない事だが、
盟友との夢を語られては、引退後も楽しみにせざるを得ない。
チームで酸いも甘いも経験したレジェンドの2人がいつしか
ブルーズを率い、スタンフォード・ブリッジのピッチに戻ってくる___
それは決して彼らだけではない、我々の夢でもあるはずだ。
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Matthew |