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— Manchester United (@ManUtd) 2017年1月29日
An assist, a goal and an all-round top performance – congratulations to today’s #MUFC Man of the Match, @BSchweinsteiger! pic.twitter.com/0jz87ld7xD
— Manchester United (@ManUtd) 2017年1月29日
新しいチームの体制が始まってから、彼はずっと難しい時間を過ごしてきた。
代表引退を表明し、クラブの為に全てを捧げると決意した彼に対し、
クラブから、指揮官から言い渡されたのはU-23チーム行きだった。
自信の誕生日を祝った翌日に言い渡された悲痛な通告に、彼は従った。
メディアから多くの質問と移籍の噂が出ても、彼はクラブへの信頼を示し、
どんな時でさえ、プロフェッショナルとしての姿勢を崩さなかった。
チームがあまり結果を出せない時間が続き、
モウリーニョはチームを束ねるベテランの1人としてシュバイニーを
再びトップチームへと復帰させた。
試合への出場時間はごく限られたものであったし、
その不遇の状況には多くの戦友達が同情と憤慨の言葉を口にしたが、
それでもドイツ代表を長年支えたベテランは、クラブと指揮官を信じていた。
「確かに難しい状況だけど、それでも僕はクラブとチームメイトを愛している。」
決して強がりではない、心からの言葉を彼は何度も発した。
そんな彼に促されるように、チームはまとまり始め、
多くの若い選手達が彼を模範とするようになっていった。
試合出場の望みが薄かろうと、決して手を抜かずハードワークを続けた
彼の姿勢には多くのスタッフも信頼を寄せていた。
そしてモウリーニョ監督自身も、そんな彼によって心を動かされた。
今月29日に行われたFA杯4回戦、ウィガンとの一戦に彼は先発した。
1月の移籍市場で放出されるのが既定路線とされ、
実際に同じ境遇だったデ・パイとシュナイデルランはクラブを離れた。
ウィガンとの試合で彼は90分間フル出場し、得点も記録。
4-0の大勝を飾ると共に、チームを支え続けた。
モウリーニョは試合後の会見で、
「シュバインシュタイガーはクラブに残る。移籍は無い。
ELの出場選手のリストにも選ばれる。
デ・パイとシュナイデルランは移籍した事だしね。
彼は選択肢の1つだとハッキリ言っておく。」
と残留を公にし、彼が構想外からカムバックした事を明らかにした。
また彼がフル出場した事に関しても、
「彼が90分間プレーした事は本当にキツかったと思う。
70分前後から、辛さがプレーに表れていたからね。
でも、この経験を彼の体に与える事が重要だと思ったんだ。
彼に関して、今の私は本当に、心から満足している。
彼は試合に出れない時でさえ、素晴らしいプロフェッショナルだったんだ。
彼は数分間の出場や何かしらのチャンスを与えた時にも、
必ず全力を出して、全く同じプロとしての意識を保つはずだ。」
と彼への信頼を明確に、ハッキリと示した。
移籍騒動はこれで終わりだ、と言わんばかりに、
指揮官の表情は穏やかだった。
彼の未来はユナイテッドにあるのだろう。
そう、誰より彼自身が願っているのだから。
ユナイテッド移籍を発表した時、
ユナイテッドは子供の頃から夢見た場所だ、と彼は話した。
そしてキャリアをここで終えたいと、そう公言した。
今でも彼の気持ちは変わっていないのだろう。
でなければ、残り少ないキャリアの時間を、
リザーブチームとユースで過ごす事など耐えられないはずだ。
彼の存在を欲するクラブは数多くあり、
母国ドイツでも彼を評価し、獲得を希望する声は絶えない。
それでも、それでも、
彼は赤いユニフォームを愛して止まないのだろう。
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Matthew |