— Arsenal FC (@Arsenal) 2017年11月20日
育成型クラブに頼もしい味方が加入
”Sven Mislintat”
アーセナルはスカウト部門のトップに、
BVBドルトムントから名スカウティングを引き抜いた事を発表した。
S級コーチングライセンスも保持する同氏はドルトムントで
香川、オーバメヤン、デンベレなどを無名時代に発掘、ブレイクさせた。
前所属のクラブでは2007年から10年間スカウトを務めたものの、
昨季解任されたトゥヘル前監督と補強面に関して衝突、
”相思相愛”とさえ言われたクラブに別れを告げる事を決めたと言う。
ヴェンゲル退任に対する備えか?
かねてより退任報道が熱を帯びてきているアーセン・ヴェンゲル。
退任を求める横断幕すらもはや見慣れたものになってしまったが、
彼が指揮官を辞する事で生じる大きな問題は、
ヴェンゲルがスカウティング、選手との交渉において実質的なトップであり、
最早その影響力はクラブ全体にまで及んでしまっていた事だ。
目先の結果に囚われ指揮官をクビにしてしまえばクラブの組織全体が
混乱に包まれる事は明白だった為、クラブも解任に踏み切れない事情があったかもしれない。
ミスリンタートがスカウト部門のトップに就任した事で、
少なくともヴェンゲルが持つ大きな権限を部分的ながら委譲する形となるだろう。
ヴェンゲルは指揮官を退いたとしても
クラブの幹部として継続してアーセナルに携わる事が有力視されている。
とはいえ年齢的にも無理が利かない御身、
アーセナルはクラブの中長期的な未来の為にも、
名将退任の為の花道を作り始めたとも言える。
![]() |
Matthew |