DIPRGDkXkAATDel

【プレミア第3節】チェルシー、エバートンに快勝!

チェルシー 2

27′ セスク
40′ モラタ

エバートン 0

 


DIOt2B3WAAAPbTq

現地時間27日、インターナショナルマッチウィーク前最後の試合、

プレミアリーグ第3節が行われた。

チェルシーはホームにエバートンを迎え2-0と快勝。

新エースのモラタが1G1Aと最高の結果を残し、

結果でも内容でもエバートンを圧倒した。


エバートンはシュナイデルラン欠場が響く

DIPaMCMW0ActGmX

この試合において結果を左右した大きな要因として、

中盤の防波堤、ビルドアップの起点としてエバートンに貢献している

MFシュナイデルランの欠場が挙げられるだろう。

前節シティ戦で退場処分を受けた為だが、

彼の代役として起用されたデイヴィスでは役不足としか言えなかった。

ビルドアップでの質の高さは両者共通しているものの、

守備時における強度とボール際のインテンシティーでは決定的な差がある。

事実この日チェルシーはデイヴィスをボール奪取の狙い目としており、

再三カンテが背後からのインターセプトを成功させている。

デイヴィスの相棒としてグイェも奮闘していたが、

如何せんチェルシー相手に単独で試合を変えられる事は不可能。

前半に警告を受けた事も相まって、中盤はチェルシーが支配した。


変幻自在のポジションチェンジ

DIPUJWkW0AAxtD8

負傷より復帰したペドロや

開幕戦で退場したセスクが先発した事もあり、

この日のチェルシーには昨季優勝した時のような「らしさ」があった。

中盤の選手や前線両ウイングは頻繁にポジションを入れ替え、

エバートンの守備陣は最後まで翻弄され続けた。

クーマン指揮官はこの日ミラーゲームを挑むかのように

3-4-3のシステムを採用して見せるものの完成度は低レベル。

守備の人数は足りていても簡単に自陣深くまで侵入され、

プレスをかけるエリアを限定する事さえままならなかった。

特に猛威を奮ったのがセスクのロングパス。

低い位置に下がりボールを受けた瞬間、

前線のライン際で駆け引きしていた選手がスプリント。

ライン裏へ抜け出した味方へ確実に届けられた最高品質のパスは

背走しての対応が苦手なエバートンDFの脅威となり続けた。

セスクは高い位置に取ればスルーパスとピンポイントクロスでお膳立て。

隙あらばゴール前まで進出し、値千金の先制ゴールさえ奪った。


期待高まるモラタの覚醒

DIPrmdtWsAAV6kT

プレミアリーグデビューを飾った開幕戦から1G1Aをやってのけ、

この日もまた同じく1G1Aを成し遂げた新エースのアルバロ・モラタ。

チームに合流して時間も経過した為か連携も向上し、

単純なポストプレイ1つとってもイージーなミスが少なくなってきた。

ポジティブ・トランジション時の動きの質は向上の余地があるが、

時間と共にチームにフィットしている事は明白だ。

ペドロ、セスク、アスピリクエタなど同胞の友人たちの存在も心強い。

事実、この日挙げたゴールはアスピリクエタのクロス、

アシストはセスクに贈ったヘディングでのワンツーだ。

DIPrmdbXcAI8Jb_

彼にかかる期待は決して小さくはない。

が、現状その期待に沿った活躍を見せられているだろう。

とはいえ、まだまだ自身の存在をアピールしたい期間。

ゴール前ではフリーの味方より自身のシュートを優先しているが、

加入して間もない今はその選択に間違いはないだろう。

チームに完全にフィットし、プレーの選択肢を増やしていければ、

自ずとモラタは安定したパフォーマンスを見せられるはずだ。

スペイン代表で負傷しない事を心から祈るばかりだ。


チームに残るは補強の問題か

DIPgScqXoAAtYrW

開幕戦こそ落としたものの、宿敵スパーズやエバートンを下し

良い試合結果を残せているチェルシー。

チーム内でも負傷者が復帰しつつあり、

新加入の選手も試合を通してパフォーマンスを向上させている。

チーム内部における問題の解決には目途が立ったと言っていい。

チームが抱える問題は、スカッドつまりは選手の補強。

ただでさえ今夏の補強に関する状況は良くない。

カバジェロ、リュディガー、バカヨコ、モラタと

各ポジションに実力者を揃える事自体は叶っている。

が、それ以上に多くの選手を失ってしまっているのだ。

特に昨季重要なバックアッパーを務めた有望な若手が去っており、

開幕戦で先発を務めたポガさえもレンタルで出される見込み。

コンテ指揮官は不満を隠さず、

会見で「あと3人は取る必要がある」とさえハッキリと発言。

ライバルのアーセナルからチェンバレンの獲得でクラブ間合意したものの、

選手本人がリバプール行きを志願しており交渉は難航。

スウォンジーのFWジョレンテは選手との合意は得たものの

シグルズソン移籍の影響もあってか来冬まで移籍がもつれ込みそうだ。

エバートンのバークリー獲得の噂もあるが、

元々天才肌ゆえにパフォーマンスの安定感は期待できない選手。

ベンチでの時間が長引くにつれフラストレーションをためる傾向もあるだけに、

仮に獲得が決まったとしても根本的な問題の解決になるとは考えにくい。

 

最悪のケースがコンテとフロントの対立が激化する事。

既にコンテはフロントに対して不満を漏らしており、

ルカクをユナイテッドに半ば強奪された件についても激怒している。

対してフロント側は選手が多く去っている理由に対して

内外に明確な回答をしているとは言えない状況だ。

(コンテ監督が先発を固定し、少数精鋭を好む傾向も交渉に影響しているだろうが)

コンテと強化におけるフロント側の溝は深まりつつある_____

英紙『The SUN』や独紙『Bild』は

元ドルトムント監督トーマス・トゥヘルとコンタクトを取ったと報道し、

現実的なコンテの後任探しを始めている噂まで出始めた。

確かに後任を見定めておくことは重要かもしれないが、

そもそも対立の原因を生み出したのはフロント側である。

もしコンテを解任する事にでもなれば、

チーム強化を担うグラフノスカヤCEOの責任も問われるべきだろう。


今チェルシーに必要なのは、

過密日程においてチームを助けられる実力を備えたバックアッパーだ。

先発を務め上げるだけのクオリティーを持っていなくとも、

コンテの情熱に負けないメンタリティーを備えた若手が現実的な条件だ。

昨季以上に過密なスケジュールが待っているが、

その準備を進めるどころか問題を更に深くしてしまっているのが現状。

マーケットが閉まるまでもう間もないが、どう転ぶだろうか。

この記事を書いた人

Matthew Matthew

最近の記事

  1. Do8VduuUUAE0TAc
  2. Do6aHQlXsAAMCH9
  3. mauriciopochettino-cropped_i5dyyhuo5fiq1qcpbft9zq273
  4. Do60ytKX0AE-4kq
  5. Do14qDRXsAYaIpV
  6. DoRv1lwW0AE7VFQ
  7. DnJNZ-zXoAM7BXB
  8. DliqKcbX4AEj_ZP
  9. Dk9133AUwAAQnxT
  10. Dk8fNpJXsAA95qF
  11. Dka0D_OWwAAxL2W
  1. pre15021317170007-p1

    チェルシー速報&結果

    D.コスタ 退団を希望か
  2. DH0tTwkXkAEIi7T

    プレミアリーグ解説

    いざ、上位へ
  3. LONDON, ENGLAND - AUGUST 15:  N'Golo Kante of Chelsea in action during the Premier League match between Chelsea and West Ham United at Stamford Bridge on August 15, 2016 in London, England.  (Photo by Mike Hewitt/Getty Images)

    チェルシー速報&結果

    カンテがもたらした攻守における安定感
  4. 9KALvQO3C5gvcGZI

    プレミア最新移籍情報

    モウリーニョ、9選手に構想外を通告か
  5. 20161001-00010006-soccermzw-000-1-view

    プレミアリーグ解説

    好調のエバートンとパレスが激突、結果は痛み分けに
PAGE TOP