DH0tTwkXkAEIi7T

いざ、上位へ

DIBp_1PXUAInjj7

8月24日、エバートンはヨーロッパリーグ本戦の出場権を手にした。

昨季7位ながらもユナイテッドがELに優勝、CLへの切符を手にした事で

舞い込んだ欧州の舞台に挑むチャンスを掴みきった。

エバートンは今、クラブを中長期的な視野の下強化している。

若手育成と登用に確かな手腕を持つロナルド・クーマン監督、

そしてアマチュアから外国リーグまで幅広くスカウティングし、

クラブに必要な選手を的確に補強するスティーブ・ウォルシュFD。

この2人によって、エバートンは着実に選手を補強し戦力を拡大。

ルックマンやC.ルウィンなどプレミア経験の無い若手も起用。

無名に近い彼らに対しては「実力不足」と厳しい声も寄せられたが、

試合での活躍と結果が示されるにつれ、雑音は小さくなった。

そして改めて、クーマン監督とウォルシュFDは

クラブ内外で評価を手にし、最高のコンビである事を示したのだ。

 

欧州への切符を手にした彼らに対し、

オーナーも惜しみなく資金を提供し、今夏大型補強に踏み切っている。

決して安くは無い移籍金も払ってはいる。

が、将来有望で実績もある選手を軒並み射止めて見せたのだ。

BIG6に挑む準備は、着実に進んでいる。


新戦力は多彩、が全員が実力者

DH7UAyLXsAE6SY2

GKピックフォード、CBキーンや右SBマルティナなど、

DFラインの若返りと負傷者の穴をすぐさま遂行。

中盤にはアヤックスをEL決勝まで導いたクラーセンを手にし、

スウォンジーからは超人気銘柄で実績も持つシグルズソンを迎え入れた。

アタッカーにはバルセロナ育ちで成長著しいサンドロを補強し、

そして何より、13年ぶりに、あの”神童”が帰ってきたのだ。

多くが若手ではあるものの、実力と実績を兼ね備え、

そして彼らの模範となるであろうベテラン、ルーニーを確保した。

大黒柱だったルカクの退団をかねてから見据えていた彼らは、

慰留が現実的でないと判断してすぐ、その膨大な移籍金の使い道を考えたのだろう。

そして実際、彼らは7500万ポンドもの大金を使い、

非常に効果的な補強を実現して見せいているのだから、文句のつけようがない。

DH1Hee-XUAEJLFo

特にビッグクラブからも熱視線を浴びていた人気銘柄を射止めた手腕は素晴らしい。

ピックフォード、キーンらはイングランドを将来担う逸材。

クラーセンは若手ながらも最高レベルの技術とメンタリティを備え、

今夏多くのビッグクラブがその移籍先として名が挙がっていた。

シグルズソンにしても、サンドロにしても、

決して移籍に関する競合相手はヤワなクラブたちではなかったはずだ。

そして全員が所属していたクラブで主力を張っていたのだから、

素早く契約をまとめあげたフロントの手腕も称賛に値する。


唯一の懸念はフィニッシュの形か

DIBJ_q_XoAEnbuN

守備の陣容に関しては申し分ない。

右サイドバックでブレイクを果たしたホルゲイトも成長が見込め、

左サイドには未だ正確なクロスを送り続けるベインズが健在。

センターバックのキーンとウィリアムズはプレシーズンから

息の合った連係を見せており、堅実な守備組織を構築している。

チームの顔として長く活躍してきたジャギエルカだっている。

ジャギエルカがキーンの良き手本としてクラブに在り続けられれば、

キーンはイングランドを代表するCBになる事だって夢ではないはずだ。

中盤にも昨季リーグ最多タックルを記録したゲイェを筆頭に、

シュナイデルランやデイヴィスら実力者が顔を揃えている。

特に昨季ブレイクしたデイヴィスは期待を持てる若手の1人で、

ELという大舞台を経験する事で、更なる飛躍が見込める。

DIEXjq0XkAE0pPL

創造主にも事欠かない、問題はフィニッシャーだ。

ミララス、ボラシ、サンドロ、ルックマン、C.ルーウィン____

更には中盤にクラーセンとシグルズソンという最高のチャンスメイカーを揃え、

攻撃の形はあらゆる選択肢を採る事が出来る。

が、いかなる素晴らしい攻撃の過程を辿ったところで、

ゴールという結果に繋がらなければ何ら意味を持たない。

現在ゴールを奪うフィニッシャーとして期待できるのはルーニー、

そしてマラガで14ゴールを奪って見せたサンドロくらい。

ルーニーは既に最前線としてのスタイルを失っており、

むしろ中盤2列目での起用が最も真価を発揮できる状況だ。

13年ぶりの地元復帰により、元来の得点感覚を取り戻す可能性はあるが…

昨季はルカクという絶対的なフィニッシャーがいた為

直面しなかった問題だったが、今季は得点力不足に泣くかもしれない。


挑戦の1年へ

DH7wkJsXUAAVMIl

ELとの過密日程、数多くの新戦力を活かすチーム作りなど、

クーマン監督が抱える問題は少なくない。

だが、彼は常にその手腕を以て問題を解決し、

クラブの成長を促してきた実績を持っている。

何より頼もしいフロント、そして会長からの信頼を勝ち得ている。

昨季のデイヴィス、ホルゲイトらに続くような

超新星の誕生にだって期待してしまう。

今シーズン、エバートンは挑戦の1年になるだろう。

BIG6は、来年にはBIG7になっているかもしれない。

 

この記事を書いた人

Matthew Matthew

最近の記事

  1. Do8VduuUUAE0TAc
  2. Do6aHQlXsAAMCH9
  3. mauriciopochettino-cropped_i5dyyhuo5fiq1qcpbft9zq273
  4. Do60ytKX0AE-4kq
  5. Do14qDRXsAYaIpV
  6. DoRv1lwW0AE7VFQ
  7. DnJNZ-zXoAM7BXB
  8. DliqKcbX4AEj_ZP
  9. Dk9133AUwAAQnxT
  10. Dk8fNpJXsAA95qF
  11. Dka0D_OWwAAxL2W
  1. ctui7hpwaae-wou

    チェルシー速報&結果

    チェルシー、3バックに見る可能性とは
  2. 20161002-00010027-soccermzw-000-1-view

    プレミアリーグ解説

    決めきれないユナイテッド、低迷ストーク相手にドロー
  3. e383abe382abe382af2016e7acac5e7af80e382b4e383bce383ab

    プレミアリーグ解説

    エバートン、復活
  4. DliqKcbX4AEj_ZP

    チェルシー速報&結果

    劇的、セント・ジェームスパーク
  5. Do6aHQlXsAAMCH9

    チェルシー速報&結果

    チェルシー、サウサンプトン相手に3発快勝!
PAGE TOP