🔵 | We’ve signed Michael Keane on a five-year deal for a fee which could rise to a Club-record £30m
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— Everton (@Everton) 2017年7月3日
エバートンはイングランド代表DFマイケル・キーンの獲得を発表した。
バーンリーより加入した24歳の若手CBは
エバートンの史上最高額タイの移籍金3000万ポンド(約44億円)で加入となる。
キーンは名門ユナイテッドの下部組織出身で、
トップチームに昇格するも出場機会には恵まれずローン暮らしが続く。
14-15シーズンに所属したバーンリーで活躍が認められ完全移籍し、
今季には主力としてクラブのプレミア残留に大きく貢献。
またその実力も高く評価され、ドイツの親善試合でA代表にも出場した。
古巣ユナイテッドを含め多くのクラブが彼に興味を示していたが、
最終的にはエバートンへの移籍を決断した。
彼の獲得は未来への投資では決してなく、
即戦力の1人として迎えられる事になるだろう。
手堅い守備で勝ち点を重ねてきたバーンリーでの経験は大きく、
劣勢を強いられる場面が多かった試合を若くして戦い抜いてきたのだ。
エバートンのCBにはジャギエルカ、ウィリアムス、フネス・モリ、
ホルゲイトなど頭数自体は揃っており、競争は必至。
とはいえ選手としてピークを迎えつつあるジャギエルカの後釜としても、
ウィリアムスの正統なパートナーとしても期待できるのがキーンだ。
まずは成長著しいホルゲイト、
バックアッパーとして定位置を持つフネス・モリの牙城に挑戦する事だろう。
CBとして豊富な経験と実績を持つクーマン監督の存在も大きく、
ジャギエルカとウィリアムスの薫陶を受ける事は
キーン自身のステップアップに非常にポジティブな影響を与えるはずだ。
いつかイングランドを代表するCBになる事すら、夢物語ではない。
💪 | ¡Bienvenido, @sandroramirez9! The forward has signed a four-year deal, joining from @MalagaCF. #WelcomeSandro https://t.co/j5xjihkYaX
— Everton (@Everton) 2017年7月3日
エバートンはマラガからFWサンドロ・ラミレスの獲得も決定している。
かねてより獲得の具体的な報道はされていたものの、
クラブは4日に正式に入団を発表した。
バルセロナの下部組織で育つもトップチームに定着できずマラガへ移籍。
新天地で才能を開花させ今季14ゴールと大爆発。
U-21欧州選手権でスペイン代表の主力としてもプレーしており、
スペイン国内でも多くのクラブが獲得を画策していた。
エバートンはマラガに対してバイアウト価格の520万ポンド(約7億円)を
支払うとされているが、彼の実力を考えれば破格の条件だ。
デウロフェウのバルセロナ復帰が決まった以上、
彼の代役を探していたエバートンは後釜に相応しい人材を確保したと言える。
未だ21歳ながらも大器の片鱗を見せるサンドロなだけに、
エバートンの将来を左右する存在にすらなれるかもしれない。
クーマンらしい若手の補強と言えるが、
クラーセン、ピックフォードなども既に実力を示している選手であり、
将来が渇望される素晴らしい選手であるのは確かだ。
また移籍期間が始まってまだ1ヵ月少しであるにも関わらず、
これだけの実力者を国内外から補強した彼の人望や手腕は称賛されるべきだ。
契約をまとめげたクラブのフロント、
特に人材リストアップに努めたであろうウォルシュSDの存在は見逃せない。
昨季加入したウィリアムスはチームの顔とも言える程存在感を示し、
獲得当時実力が疑問視されたルックマン、
キャルヴァート・ルーウィンはシーズンが深まる程その実力を証明した。
ボラシーは崩しの切り札としてピッチで躍動し、
グイェに至っては中盤に欠かせない重要なフィルターとして機能した。
多くの選手を獲得する事はそれだけチームの編成にリスクを及ぼすが、
獲得したほぼ全ての選手を戦力として機能させ、
チーム全体のポテンシャルを常に成長させ続ける事は不可能とさえいえる偉業だ。
エース、ルカクの去就は退団の方向でほぼ確定的なものの、
実に頼もしい戦力を新たに確保しているエバートン。
既に9000万ポンド程を市場に投入しているものの、
ルカクの売却益を考えればさほど大きな額ではない。
むしろ獲得した顔触れを見れば「どんなマジックを?」とも思えるほど
充実した補強を進められているのだから。
更にエバートンはスウォンジーのMFシグルズソンの獲得を画策していると
見られているものの、具体的な進展はまだない。
とはいえ、これだけ交渉上手なエバートンなのだから、
近いうち、誰もが驚くような移籍交渉を実現させてもおかしくはない。
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Matthew |