英紙『ロンドン・イブニング・スタンダード』は
チェルシーGKクルトゥワがクラブからの
契約延長オファーを拒否したと報じた。
ただ同紙は「これが最終的な決定ではない」とも報じ、
未だクラブ側とクルトゥワ側の交渉が続いている事を明らかにしている。
クラブ、選手両方とも契約延長に前向きのようだが、
クルトゥワ側が要求している週給20万ポンド(約2500万円)がネックとも。
(現契約の倍の報酬で、ユナイテッドGKデ・ヘアと一緒の待遇とも)
今季も安定したパフォーマンスを示しており、
彼ほどの実力ある選手を獲得するのは簡単ではない以上、
チェルシー側は彼の慰留に全力を尽くすはずだ。
彼には移籍期間に入るたびにレアル・マドリーへの移籍が噂されている。
が、マドリー側はユナイテッドのGKデ・ヘアを優先しているはずだ。
実際昨夏には移籍にクラブ双方合意し、あとは関係書類を作成するだけ___
だったのだが、ギリギリに契約がまとまったこともありタイムアップ。
なんとGKの移籍史に残ったであろうビッグディールは、
時間切れによる白紙という何とも残念な結果に終わっている。
今夏マドリーが再びデ・ヘアに近寄るかはわかっていないが、
ともあれクルトゥワのマドリー移籍の可能性は極めて低い状況。
それだけに、クルトゥワ側は移籍を視野にした契約交渉というより、
彼自身の待遇を良くしたいという純粋な願いの下テーブルについているはずだ。
「改善されないのなら移籍する」という強硬姿勢ではない以上、
チェルシー側も交渉には快く応じるはずだろう。
彼の存在価値はチェルシーが誰よりも理解している。
サブの位置を守り続けたベゴビッチが移籍した以上、
ファーストGKの座は何が何でも安定させたいのだ。
今夏シティを退団したカバジェロをバックアッパーとして
迎えるプランも報道はされているものの、
あくまで第2GKとして契約するつもりのはず。
クルトゥワとの契約はあと2年を残しているものの、
早く正守護神との契約を延長し、
何の懸念も抱えぬまま、来季のシーズンを迎えたいものだ。
![]() |
Matthew |