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先制、退場、PK…波乱の試合を制したアーセナル

アーセナル 2

59′ ムスタフィ

90’+ サンチェス(PK)

バーンリー 1

90’+ グレイ(PK)


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プレミアリーグ第22節がロンドン、エミレーツスタジアムで行われ、

アーセナル vs バーンリーの一戦はホームチームの勝利で幕を閉じた。

タイトルを争う上でも、アーセナルにとっては重要な試合だった。

というのも、勝ち点で争っていたリバプールがスウォンジーに敗れ、

トッテナムとシティの試合はドロー、ユナイテッドはストークにドローと、

ライバル勢が軒並み第22節でポイントを落としているのだ。

勝利すれば単独2位浮上が確定しているだけに、負けられない一戦だ。

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熱血漢で知られるバーンリー指揮官ダイチが檄を飛ばすも、

試合はホームのアーセナルが終始リズムを作った。

パス&ムーヴを徹底した攻撃を前にバーンリーの守備陣は後手に回り、

自陣ゴール前ブロックを敷いては耐え忍ぶ時間が続いていく。

アーセナルはジャカが加入した事で

中盤の底からゲームメイクが可能となり、ワイドにピッチを活用する。

エジル、サンチェスらがフリーで動き出す事で攻撃は加速し、

位置を問わず決定的なチャンスが作り出されていく。

エリア内に侵入する選手の数自体は少ないものの、

局地的な数的有利によって打開していくアーセナルの攻撃に

バーンリーの守備陣は困難を強いられた。

サイドに引き出されれば、中央のスペースを活用され、

中央を閉めればブロックの外から容赦ないミドルが撃ち込まれる。

アーセナルに足りなかったのはラスト30mの”精度”であり、

フィニッシュまでのプロセスは明確で、尚且つ効果的だった。

バーンリーもカウンターを武器にアーセナルに迫り、

少ないチャンスながらも枠内に飛ばしたシュートは可能性を垣間見た。

チェフの牙城を崩す事は出来なかったが、

試合を支配されつつも反撃を伺うバーンリーは強かさを持っており、

今季何度も好試合を演じているチームの完成度を感じさせた。

前半はお互い打ち合うもスコアレスで終わる。

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後半に入ってもアーセナルはギアを落とさず、

何度もアタッキングサードへ侵入するも得点は奪えず。

最後まで懸命にブロックするバーンリーDFに阻まれ、

焦れたサポーターは何度もシュートをコールした。

少しづつ時間が経つにつれ膠着しつつあったが、

集中力を切らさなかったアーセナルはセットプレーから先制に成功する。

エリア内に何度も侵入を許しつつも耐えていたバーンリーだったが、

セットプレーから一瞬の隙を突かれ失点してしまった。

ムスタフィは移籍後初ゴールであり、今シーズン守備を支えた彼は

他の選手、サポーターと大きな喜びを分かち合った。

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タイトル争いをする上でも欠かせない主力である彼の得点は、

チームに勢いをもたらす上でも1点以上の価値があるはず。

何が何でも勝ち点3が欲しいガナーズにとって、この上ない得点だった。

1点を失ったことでバーンリーも積極的に前へ進むも、

ここ数試合連携を高めているジャカとコクランの中盤を攻略できない。

しばしばアーセナルのプレスから逃げるようにボールを下げては、

ロングボールを蹴り、自らマイボールを放棄してしまう場面もあった。

ガナーズは試合をコントロールできていた、していたはずだったが、

ここで悪夢のような瞬間が訪れる。

確かにカードの対象となるべきプレーではあったものの….

危険なタックルと判定され一発退場したジャカ。

レイトタックルとはいえ厳しい判定にも思えるものの、

これでアーセナルのリズムは少しづつ狂い始めてしまった。

主審ジョナサン・モスは第8節でもジャカを退場処分にした因縁ある審判。

前回もジャカのスライディングプレーを退場としたが、

どうやら彼の中でのジャカの印象は余程悪いのだろうか….。

ヴェンゲル監督の激昂も同情出来るが、バーンリーからすれば

またとない、同点・逆転のチャンスだ。

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不本意な形でバランスを崩してしまったアーセナルだが、

残った選手達にはまだ闘志が残っていた。

ジャカ退場を切欠に勢いを取り戻したバーンリー相手に奮戦。

数的不利を強いられながらも瞬間的な速さで寄せ、

しばしば中盤でインターセプトする場面も。

とはいえ数的不利は如何せん分が悪く、

バイタルエリアやオープンスペースを突かれてはファウルで止める。

決しては良くは無い流れと雰囲気が漂い始めていた。

それでもムスタフィとコシエールニー、

両CBらの迅速なカバーリングもありピンチを防いでいくアーセナル。

そしてようやく迎えたアディショナルタイム。

退場や負傷の影響で9分と長くなったこの一時に、ドラマは起こる。

それまで守備の要として体を張っていたコクランだったが、

背後で入れ替わってしまった事もありPA内でファウル。

あまりにも不運な、ツイてない同点弾を献上してしまった。

猛烈な抗議をしたヴェンゲルは退席処分を言い渡され、

(あそこまで審判に怒鳴り散らす彼も珍しいが)

バーンリーらの選手達は露骨に時間を稼ぎ始める。

ボールロストのリスクを感じたら躊躇いなくロングボールを選択。

じわりとじわりと試合終了の時間が近づくが、試合は終わらず___

見事。

絶対に止める、と集中を高めるGKを嘲笑うかのように駆け引きを制し、

サンチェスは殊勲の追加点を奪って見せた。

そしてとうとう試合は終了のホイッスルが鳴り、

劇的な9分間を戦い抜いたアーセナルが2位に浮上した。

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劇的、と言えば聞こえはいいが…

残念なのはこの試合の主役が選手でも指揮官でもなく、主審だった事だろう。

ジョナサン・モス主審は以前からしばしば”主役”に躍り出る事で有名だが、

この日のジャッジも公平なのか単に見て無かっただけなのか、

正直印象が良くない判断が見受けられてしまった。

アーセナルからしても、単独2位に浮上した事だけは良いものの

ジャカが2度目の退場処分が課されたこと、

ヴェンゲルが退席処分になった事は受け入れ難い事のはず。

今後、協会から更なる罰則処分がない事を祈りたいが____。

この記事を書いた人

Matthew Matthew

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