9日、スイス・チューリッヒにてFIFA年間表彰式が行われ、
2016年の年間最優秀監督賞にレスター指揮官クラウディオ・ラニエリが受賞した。
降格候補と目されながらも堅実なチーム作りで見事ライバルを退け優勝。
”フットボール史に残る奇跡”とさえ讃えられる偉業を成し遂げ、
彼自身初のリーグタイトルを獲得と共に、栄誉ある賞を受け取った。
「これだけ錚々たるレジェンド達に囲まれ受賞できた事に魅了されている。
家族、代理人、選手達に感謝をしたい。
彼らなしでは、何かを勝ち取る事など不可能だったのだから。」
トロフィーをディエゴ・マラドーナから受け取ったボスはそう語り、
いつもの慈しみに満ちた笑顔で誇った。
何倍も大きな規模のクラブらを屈服させ、勝利を重ねた昨季は
まさしく歴史に残る偉業であり、多くのクラブとファンに希望を与えた。
選手の移籍市場が高騰化し、「マネーゲーム」とさえ揶揄される昨今において
彼らレスターが、それもプレミアリーグという舞台で咲かせた花は
これまでも、これからも観れるか分からない程大きな大輪の花だったはずだ。
今季は夢が醒めてしまったのかのように苦しんでいるが、
それでも彼らが成し遂げた事の価値には関係ない。
クラウディオ・ラニエリは、歴史に残る名監督なのだ。
Matthew |