cwfm5auw8aa0mzj

新システム習熟のチェルシー、セインツに快勝

チェルシー 2

6′ アザール

55′ D.コスタ

サウサンプトン 0

 


現地時間30日、プレミア第10節チェルシー対サウサンプトンが行われ、

アウェイの地でチェルシーが2-0と快勝した。

チェルシーはミッドウィークのEFLカップで

今季不調のウエストハム相手に敗戦。

リーグ戦では結果を残してきているだけに、

チームの雰囲気を左右する大事な一戦となった。

対するホームのサウサンプトンはリーグ、カップ両戦で好調。

前節では首位マンチェスター・シティ相手にドローを演じ、

EFLカップではサンダーランドを下し勝ち上がっている。

今季も主力が多く退団した難しいシーズンな為、

少しでも上位相手に勝ち点を奪いたいセインツだった。

cwccejyxgaelqsi

3バックを本格的に採用してからというもの、

チェルシーは抱えていた多くの問題を解決してきた。

失点の嵩んだ開幕当初から守備は改善され、3試合クリーンシート中。

3バックの新システムをコンテは急速にチームに浸透させ、

攻守において非常にソリッドなチームを構築している。

この日も3バックを採用したコンテは、

まさに狙い通りに、試合を進めていった。

立ち上がりからチェルシーは陣形をコンパクトに保ち、

局面での数的有利を作りセインツのアタッキングサード侵入を阻む。

特にカンテ・マティッチがプロテクトする中盤は強固で、

セインツは彼らの強烈なコンタクトを避けるようにボールをサイドへ運んだ。

リズムを掴もうとセインツも果敢にエリア外から狙うものの、

苦し紛れだからか精度は伴わず。

そしてホームのセインツが窮屈さを感じ始め、

一瞬だけ見せた気の緩みを、アザールは見逃さなかった。

cwb7933xyai5lwb

一瞬だった。

彼が右サイドへボールを展開したかと思えば、

自身のマークがアザールでなくボールへと向いた瞬間、

大きく空いたDFライン裏へスプリント。

鮮やかに抜け出し、

慌てて追いついたDFを嘲笑うかのように躱し、

左足で放った強烈な一撃はGKの股下を抜けネットへ。

試合の開始わずか6分、チェルシーは先制した。

cwfpkzaxeaajmmm

新システムは守備時の強度を増しただけではなく、

システムに縛られていた前線の選手を解き放った。

D.コスタ、アザール、ペドロはポジション問わず動き回り、

中央とサイド、最前線と中盤の底を絶えず移動した。

先制した後は冷静にブロックを作り、カウンターを狙っていく。

中央のスペースを徹底的に消し、僅かなスペースを狙ったパスも

悉くカンテとマティッチが瞬時の読みと冷徹なタックルで潰す。

セインツのシュートの多くはブロックの外から、

もしくはセットプレーでの強さを活かしたシュートばかり。

逆にチェルシーは重心を低く構えつつも、

鋭い読みと寄せから強烈なカウンターでチャンスを創出。

マイボールになれば落ち着いて数的有利で保持し、

隙あらば楔をコスタ、アザールへ打ち込むことで打開。

特にこの日のアザールとコスタは、誰にも止められなかった。

cwb5g1twcaalkx_

理想的なコントロールで前半を終えたチェルシー。

 

後半もプランと狙いは変わらず、堅固なブロックを敷いて対応。

1対1に強く、走力をベースにした戦術はセインツを圧迫。

高い位置でプレスを仕掛けてくれば躊躇いなく前線めがけフィード。

数十mを一気に省略するフィードは寸分違わず前線のFWに届き、

抜群のボールキープによって不用意なロストは皆無だった。

cwck3i_xgaa6x6z

ボールを持たずしてもなお主導権を握るチェルシーは55分、

PA左手前でボールを受けたD.コスタがカットイン。

追走するDFをうまく交わしつつ振り抜いたシュートは

GKを避けるようにゴール右隅へと沈んだ。

リードしていたとはいえ追加点が決まらず膠着しかけた時間、

この日単独で局面を打開してきたエースは最高のゴールを決めた。

cwb0a7fweaq_elo

アザール、D.コスタとこの日の主役が決めれば、

攻守に躍動したモーゼスも果敢にアタック。

惜しいシュートは幾度となくあったものの、

セインツGKバトランドの好セーブもありゴールとはならなかった。

攻め込まれても冷静に、チャンスと見れば熱烈に。

”動”と”静”を上手く使い分けるチェルシー相手に、

セインツはホームといえどもエネルギーを発揮できなかった。

FWオースティンが粘ってシュートを放ってもその先はクルトゥワ。

攻守に高い完成度を見せたチェルシーがアウェイで快勝した。

report-southampton-v-chelsea-img

この結果によりチェルシーは3バック採用以来、

4試合連続のクリーンシートで11得点。

まさに攻守の最適解を見つけ出した格好だ。

攻守に激しく消耗するスタイルであるものの、

欧州カップ戦が無い事で日程でのアドバンテージもある。

コンテの事だ、こんなもので満足するはずもないだろう。

見据えるはリーグタイトルであり、来季のCLのはず。

2-0でもピッチの選手達へ「GO!GO!」と促す”熱さ”は、

選手達をより高いステージへと導くだろう。

この記事を書いた人

Matthew Matthew

最近の記事

  1. Do8VduuUUAE0TAc
  2. Do6aHQlXsAAMCH9
  3. mauriciopochettino-cropped_i5dyyhuo5fiq1qcpbft9zq273
  4. Do60ytKX0AE-4kq
  5. Do14qDRXsAYaIpV
  6. DoRv1lwW0AE7VFQ
  7. DnJNZ-zXoAM7BXB
  8. DliqKcbX4AEj_ZP
  9. Dk9133AUwAAQnxT
  10. Dk8fNpJXsAA95qF
  11. Dka0D_OWwAAxL2W
  1. ダウンロード

    未分類

    クリスタル・パレス、レミーをレンタルで獲得
  2. o0590040113724559417

    チェルシー速報&結果

    開幕戦からみたコンテ・チェルシーのスタイル
  3. CqUO7HJXEAUaPQz

    チェルシー速報&結果

    He is a striker.
  4. cesc-fabregas-efl-cup-leicester-v-chelsea-200916_81gdj8zqc6pd19zpcbdt709cs

    チェルシー速報&結果

    チェルシーとレスターが激突 延長突入の熾烈な展開
  5. c1wb7yzxua093w2

    チェルシー速報&結果

    類稀なる戦術家ポチェッティーノ、チェルシーを攻略
PAGE TOP