暗いトンネルから抜け出せない。
2年連続でクラブ史上最高位となる9位。
更に今夏にはアレン、ボニー、マルティンス・インディら
実力者を各ポジションに加えた。
上位進出の準備は整ったかのように思えるストークだが、
今季は開幕5戦で1分4敗で最下位。
スタートダッシュに躓いたどころか、
降格すら予感させる結果に終わってしまっている。
タレントは多く揃っているだけに、
この結果は非常に残念としか言いようがないだろう。
そんな中チームを牽引しているのがアルナウトビッチで、
今季は攻撃の中心として躍動。
今夏にはビッグクラブ移籍が取り沙汰されるも残留を決断。
今季にかける想いは人一倍強いはずだ。
チャンスを独力で作り、エリア内とバイタルエリアでは
積極的にシュートを放つなど、チームの数少ない希望だ。
ストーク不調の原因はシンプルだ。
攻守においてチームがかみ合わず、
得点を奪えなければ、守りきれない。
格上相手にはサイドから簡単に崩され、
重要な時間帯で耐えきることができない。
攻撃においてはビルドアップが拙く、
個人に依存したアタッキングに終始。
単独打開できなければアイデアに乏しく、
コンスタントに得点を重ねる事ができない状況だ。
ヒューズ監督が志向するのは提案型のポゼッション戦術。
しかし連動性とコンビネーションに欠け、
選手間の距離もまちまち。
チームとしての約束事も、狙い目も感じる試合は少ない。
特にSBには気迫を感じられず、
攻守におけるサポートは少なく、逆に崩される場面も。
豪華なアタッカーを備えるだけに、守備システムはすぐにでも
修正していかなければならないだろう。
とにかくまずは勝利を得る事。
チームが失ってしまった自信をともかく取り戻す事が重要だ。
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Matthew |