17日にプレミアリーグ第5節が行われ、
レスターが本拠地キングパワー・スタジアムに
バーンリーを迎えた。
CLでの歴史的勝利を挙げたレスター。
その試合で印象的なプレーをしたスリマニがこの日も先発。
プレミアリーグでの初先発を飾った。
岡崎慎司はまたもベンチスタートとなり、
先発の座を奪われる形となった。
この試合でスリマニは2ゴールをあげ、
先発の起用に最高の結果で応えて見せた。
188cmという長身ながら足元の技術にも優れ、
ヴァーディー、マフレズとは流動的な攻撃を生み出した。
強さと巧さを兼ね備え、なおかつ決定力は折り紙つき。
スリマニは今後のレスターでも目を離せない存在になりそうだ。
岡崎よりは守備時の献身性は劣るものの、
攻撃時では単独で違いを作り出し、
強烈なミドルシュートも大きな魅力の一つ。
この日のレスターはかつてのような”堅守速攻”だけでなく、
流動的なポジションチェンジからもチャンスを創出。
現地紙ではスリマニ、ヴァーディー、マフレズが
今後の攻撃陣の中心になるとまで予想されている。
彼の出場によって、レスターの守備の強度は下がる。
とはいえ、若手アマーティの台頭、
豊富な運動量のオルブライトンの起用などを行うなど
チームとして最適なバランスを見出せば、
レスターはより強力なスカッドを構築できるはずだ。
何よりスリマニの起用で可能になるのが、
攻撃時の機動力を落とさずに「強さ」と「高さ」、
そして何より「決定力」を得られる事だろう。
ヴァーディとマフレズとの連携は加入間もないながらも
既に高いレベルで実現できている。
またスリマニが起点となる事もできる以上、
ヴァーディー、マフレズらはフィニッシャーにもなれる。
チャンスメイクとフィニッシュの役割を
3人が流動的に担える事は岡崎やウジョアとは決定的に違う点で、
ショートカウンターを信条として結果を残した昨季とは
大きく異なる攻撃オプションを生み出すはずだ。
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Matthew |