9月13日と14日に2016-17 UEFA CLの
グループステージがスタートした。
プレミアリーグからは、
レスター、マンチェスター・シティ、トッテナム、アーセナルが参戦。
結果は以下の通りとなった。
Group A
アーセナル 1 - 1 PSG
Group C
マンチェスター・シティ 4 - 0 ボルシアMG
Group E
トッテナム 1 - 2 ASモナコ
Group G
レスター 3 - 0 クラブ・ブルージュ
レスターとシティが勝利したものの、
トッテナムは難敵モナコに敗北を喫した。
とはいえモナコは今季PSGからも勝利を挙げており、
僅差で敗れてしまった事は残念だが落胆する必要はないだろう。
リーグでは無敗をキープしているだけに、
ポチェッティーノ監督がこのままずるずる敗北を重ねるとは思えない。
確実な修正を施して、次節を迎えるはずだ。
そのPSG相手に引き分けたアーセナルも同様で、
試合内容からすれば大量失点での敗北でもおかしくはなかった。
(アーセナルからすれば決定機を外しまくったカバーニ様々。)
途中出場のジルーがヴェラッティとピッチで衝突し、
ラフプレーで早々と退場処分。
彼が入ったことでゲームが打ち合いとなり、
逆転の雰囲気も出ていたことからも残念で仕方がなかった。
まぁ…それ以上にヴェラッティも退場させられたのが可哀想だったが。
レスターは初出場のCLで堂々の快勝。
新加入選手の抜擢もあり、チームに勢いをもたせる事ができそうだ。
ロングスローなど戦術的なオプションを試し結果を出したのもグッド。
(とはいえ、岡崎がベンチ外など残念な側面があった)
CL初戦でテストマッチのように扱う贅沢なスカッドだったが、
アウェイという事も考えれば最高の選択だったのかもしれない。
新加入選手の活躍でチーム内の競争心は一層高まったはずだ。
同組のポルトとコペンハーゲンが引き分けた事も好材料。
どのクラブが抜けてもおかしくないグループGで、
レスターはベスト16に大きな一歩を踏み出した。
最高のスタートを切ったのがマンチェスター・シティ。
エース・アグエロがハットトリックを決め、
昨季ブンデス4位のボルシアMGを粉砕。
ボルシアMGとは昨シーズンのGSでも同組となっていたが、
今季はより実力の違いを見せつけた結果となった。
結果も嬉しい限りではあるが、それ以上にサプライズだったのが
ケガ明けのギュンドガンの先発起用。
戦術的にまだ成長過程にあるチームにおいて、
司令塔としての役割を十二分に全うした。
膝脱臼という重傷を乗り越え復帰した新司令塔は、
鮮烈なデビューを飾ったと言っていい。
長短織り交ぜたパスは正確で、
復帰した間もないにも関わらず周囲との連携は高度。
改めてそのポテンシャルを示した。
ロンドン勢が躓くなか、シティとレスターは完勝。
シティは死の組で争っているだけにホッと安心したはずだ。
とはいえ、アーセナルは難敵PSG相手に引き分けたとあって、
「勝てなかった」事よりも「負けなかった」事に目を向けるべきだ。
スパーズもその実力に疑いの余地はなく、突破の可能性は高い。
かつてのような、ベスト16でプレミアクラブ揃い踏み、
なんてビジョンを期待したい。
![]() |
Matthew |