今季のシティのキーマンはデ・ブライネだ。
そう断言できるほどのパフォーマンスを彼は見せている。
今夏に大型補強を敢行し、攻守ともに刷新したシティ。
その中でも大きく貢献しているのがデ・ブライネであり、
ペップが掲げる「主導権を握るフットボール」を体現している。
昨季までは右ウイングが主戦場だった彼だが、
今季は右IH、インテリオールの1人として出場が続く。
サイドではなく中央に位置することで、
彼の機動力と創造性が中盤全体に活かされているのだ。
彼の代名詞ともいえるスルーパス等チャンスメイクは無論、
今季ペップの下では中盤のプレスコントロールも任される。
「素早く奪い返す」事がテーマであり、
機動力のあるプレスは必要不可欠。
そのうえでも彼の運動量は適任ともいえる。
(本来守備が得意な選手ではないが)
シーズンを経る事でアグエロ、シルバらとの連携も向上、
特に年齢の近いスターリングとはビジョンを共有し、
素晴らしいチャンスを創出している。
特に今季の印象で言えば、
彼のセットプレーもかなり期待できる。
直接狙う事も、ピンポイントのクロスを送る事も可能。
守備者の対応は非常に厳しく、
シュートレンジを問わないことも魅力的だ。
彼の懸念としては、昨季終盤でもあったようにケガか。
ケガへの耐性は高くない以上、今のように毎試合
高いインテンシティーで戦えば疲労するのは当然。
彼の負担を減らすためにも、ギュンドアンの復帰が待たれる。
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Matthew |