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レスターが抱える変化の代償

昨季の王者は、開幕戦を落とした。

昨季の優勝チームが翌シーズン開幕を黒星で落とすのは

プレミア史上初の出来事だった。

輝かしい記録を残したレスターは、

新しい船出となるシーズンを不明用な記録で飾ってしまった。

カンテ以外の主力残留に努め、

スタイルも継続路線を貫くとラニエリは会見で話した。

しかし、実際のレスターは違っていた。

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「堅守速攻」

全員がチームの為に走り、

全員が「自分に出来る事を徹底してやり続ける」という

基本的ながらも困難なタスクを全うしていた。

華麗なプレーでなく、泥臭く、傷だらけで勝利を重ねていた。

しかし開幕戦のレスターが見せたのは、

華麗な連動から見せたパスワークやチャンスメイク。

「誰もが全力を以て勝利へアプローチする」という哲学とは離れた、

レスターというチームの根幹とは異なったスタイルだった。

確かに、この変化自体は決して悪いものではない。

昨季のカウンター戦術ではあまりに奥行きがなく、

優勝という目に見える結果を出した以上研究、対策もされる。

新たな攻撃プランの構築はチームにとってプラスだ。

だが、それは、レスターの根幹である、

「誰もが全力で、泥臭く」を全うしたうえで、だろう。

戦力的には未だ他中堅クラブとは大きく変わらない。

確かに、主力はカンテ以外残留した。

しかし堅守速攻の要、カンテを失った以上、

レスターの選手にはより「全員で戦う意識」が

必要になったはずだ。

王者としての振る舞いではなく、

チャレンジャーとしての姿勢を貫かなければならない。

全員が今一度「奇跡の」優勝だったことを認識しなければ、

勝利とは程遠いシーズンを送る事も現実的だ。

(昨季のチェルシーを見れば誰もが分かる)

 

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ハル相手に敗戦した事はプラスにだって出来る。

全員が、新たなシーズンが始まっていると認識できたはずだ。

夢のような時間は既に終わっている。

今求められているのは昨季の栄光を誇る事ではなく、

「目の前の試合にひたすら全力を尽くす」事ではないか。

昨季の彼らが、そうであったように。

 

この記事を書いた人

Matthew Matthew

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