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EURO2016 イングランド代表レビュー

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ポルトガルが劇的な初優勝を飾ったEURO2016、数多くの素晴らしいゴールと興奮の中、大会が幕を閉じた。

今大会は初出場国も多く、またそういった国々が多くのドラマを起こした。

大会前には「出場国が増えて質が落ちる」などといった意見もあったが、

決してそんな事はなかったと、私自身は感じている。

MARSEILLE, FRANCE - JUNE 11: Team England poses before the UEFA Euro 2016 Group B match between England and Russia at Stade Velodrome on June 11, 2016 in Marseille, France. (Photo by Jean Catuffe/Getty Images)

今大会のイングランド代表は前評判が異常なまでに高かった。

というのも、EURO2016予選において10戦全勝と圧倒的な結果を出し、本選出場を遂げたのだ。

しかし、いざ大会が始まるとチームを取り巻く状況は一変した。

GL初戦のロシア戦では先制しながらも試合終了間際に失点し1-1のドロー。

続く第2戦ウェールズ代表では辛くも2-1で勝利したものの、

最終戦スロバキアではスコアレスドロー、グループB2位で決勝トーナメントへと進む。

決勝トーナメント・ラウンド16の相手も決して悪くない相手だった。

国際大会初出場のアイスランドであり、イングランド優勢なのは確定的。

しかし、イングランドはまたもや先制しながらも試合をコントロール出来ず2失点、逆転での敗北を喫し大会を去った。

ではなぜこのような結果になってしまったのか?

個人的には、ロイ・ホジソン監督が最後までチーム構成の最適解を見出せなかった事だろう。

各選手の役割、複数のプラン、選手個々に依存しないアタックスタイル。

多くの事が、監督を通してチームに浸透させていたとは思えなかった。

特に、両SBを高く上げて攻撃に厚みを加えた反面、

ブロックの敷き方と対人守備においては常にリスクを抱えていた。

チェルシーのような堅固なブロックも、

シティが繰り出すパス&ムーヴの連動性も、

トッテナムが持つショートパスとドリブルを織り交ぜたリズムも、

レスターの”スタイル”としてのカウンターも出せなかった。

とはいえ、代表メンバーの多くが若く、今後活躍が楽しみな選手も非常に多い。

ホジソンの監督退任も発表された以上、どんな新指揮官の下チームが再構築されるかが楽しみだ。

2年後のロシアW杯に向けた戦いは既に始まっている。

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Matthew Matthew

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